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謙『Aちゃん、今度こんな服作ってみたいんやけど、実際形にするってなったらやっぱり厳しいんかなぁ』
「ん？どれどれ？」
相変わらずグループの衣装担当をしている謙杜くんは
自分のブランドを持つという夢を実現するべく、
思い描いているデザインの服を作ってみようとしていた。
「ここと、ここの生地感を変えてもよければ、この謙杜くんが出したいと思ってるうねりは出せると思う。」
『ホンマに？出来るん？』
「うん、やってみないとなんとも言えないけど、」
『わぁー！！テンション上がる！』
服の話になると本当に終始目をキラキラさせてる。
決して簡単な道のりではないけど、
きっと彼は夢を叶えるんだろう＿＿
謙『もし、もしやで？重く考えんとってな？俺とAちゃん結婚するってなったらさ、ウエディングドレスのデザイン、俺がしてもええ？』
「へっ！？？」
『もし、もしやから！！答え急かしてるんちゃうで？今パッと思いついてん。女性ものの服ってデザインしたこと全然あらへんけど、Aちゃんに似合うドレス、作る自信あんで！』
驚いたけど、
ちょっと慌てながら、照れくさそうに話す姿に
思わず笑みがこぼれた。
「謙杜くんなら素敵なの作ってくれそうだね」
『せやろ？ええの作るで〜お色直し？とかもあるやんな？10パターンくらいあれば足りる？』
「10！？多過ぎだって、2着くらいでいいよ笑」
『え？2着は少な過ぎん？Aちゃんが主役なんやで？』
あれ、さっきの自分のブランドの服の話より
目がキラキラしてる･･･
『俺の夢やなぁ。叶えたい。』
沢山のデザイン案をぱらぱらとめくりながら
そう呟いた言葉に私は何も返せなかったけど。
謙杜くんはもう寂しそうな表情も悲しい表情もしてなくて。
今うかがえる表情から
絶対に叶えるという強い意志さえ感じた。
『せや、こっちも見てくれへん？』
そのままさらっと話題をかえて
仕事の話に戻った謙杜くんはその後も
特にそのことには触れず、黙々とデザインを
書き直したり、書き足したり——
また謙杜くんと一緒に歩むことを選んだら
こうやって何かを共に創り上げて、
時々苦労しながらも喜びを共感していくことが出来るんだろうな＿＿
そんな事を考えながらじっと見つめていると
視線を感じたのか顔を上げた謙杜くんはにこっと笑った。
それは私のずっとだいすきな、向日葵みたいな笑顔だった。
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fumi(プロフ) - Daigo0211さん» わ〜！わざわざこちらにコメントありがとうございますっ🥺💓どんな感じにしようか迷ってるのですが…書いていて楽しい作品だったので書きたいなぁという気持ちです🤤❤️ (2022年11月19日 20時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
Daigo0211(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます。続編あるかも、、、は嬉しすぎます❤️ぜひお願いします🙆♀️ (2022年11月19日 16時) (レス) id: 2f0ef62747 (このIDを非表示/違反報告)
m725(プロフ) - みみかさん» 嬉しいです…！最後までありがとうございました＾＾その後の2人の番外編良いですね、、！需要あれば書いてみようかな…🥺🫶🏻ありがとうございますっ✨ (2022年10月9日 20時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
みみか(プロフ) - 無事に完結できてよかったです！ハラハラしたりドキドキしたりしながら楽しく読ませてもらいました！その後の2人の番外編などをまた書いていただけたら嬉しいです！ (2022年10月6日 0時) (レス) id: 07c2e13fa2 (このIDを非表示/違反報告)
m725(プロフ) - ぴぴさん» いつもありがとうございます🥹💓私も道枝くん報われてくれ…！と書きながらずっと思ってました🥺道枝くんメインのお話また書けたら、なんと思ってます☺️💓応援いただきありがとうございましたっ🫶🏻 (2022年10月5日 10時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年8月30日 19時
