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嫌な予感は的中した。
事務所に呼ばれ向かえば、テーブルに置かれた数枚の写真。
マネ『すっぱ抜かれたわ。』
「・・・・っ」
『これが長尾くんだったら分かるけど…何で？これ、西畑くんだよね？私も知らないんだけど。A説明して？』
「たまたま一緒に出かけただけで、何でもないです。」
『この写真見てもそういうの？』
「・・・・！！」
あの日、謙杜くんに見られていたらどうしよう。
そんなことが頭によぎった瞬間が
その写真には見事に切り抜かれていた。
「すみませんっ・・・」
『謝らなくていいから、嘘つかないで説明して？これこのままだと載せられちゃうよ？いいの？』
「ちゃんと、説明します。」
そこから全て包み隠さず説明をした。
言葉にすることで自分の浅はかさに嫌気がさした。
今後のことについて話を進めて、
ひとまず公にならない方向にはなったものの、
少しだけ周りの視線が痛かった。
そりゃそうだよね。なんてことを思いながら１人残された部屋で佇んでいるとその部屋の扉が勢い良く開く。
「・・・！？」
『A・・・？』
「えっ・・・なんでここに」
『ごめんっ・・・ホンマにごめん』
顔を歪ませながら私を抱き寄せたのは
今回の件のもう一人の当事者。
「大ちゃん、だめだよ離れて、」
『必死すぎて、周り見えんくなってた･･･』
「それは私も同じだから…」
『ホンマにごめんな』
「大丈夫だから大ちゃん、お願い離れ･･･」
こんなところ見られたら更にややこしくなる。
自分の気持ち云々だけの問題じゃない。
私や大ちゃんの周りには沢山の人がいるんだから、
今になって冷静になる。
でも大ちゃんは離れようとしなくて、
私の言葉を遮って口を開いた
『…謙杜と、幸せになってや』
「えっ・・？」
『知らんかったわ。公表するつもりやったんやってな。あーなんや、俺入る隙なんて元々無かったやんって思ってん。』
「大ちゃん･･･？」
『俺が引っ込むんが１番ええんよ。散々かき乱しといてなんやそれって感じやと思うけど、これが１番ええんや･･･』
「待って大ちゃん、私･･･」
『･･･っ、アカンわ、これ以上話とったら泣きそうやから帰るな？』
そのまま背を向けて去っていこうとする大ちゃん
これでいい、きっとこれで･･･全部丸く収まる。
そう思ったはずなのに。
気が付けばその後ろ姿に勢い良く飛びついて
彼を引き止めてしまっていた——
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m725(プロフ) - メグミさん» 初めまして！コメントありがとうございます＾＾嬉しいです…！マイペース更新ですが今後とも宜しくお願いします…！ (2022年8月21日 21時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ(プロフ) - はじめまして!突然のメッセージすみません。楽しく拝見させて頂いてます。お忙しいかとは思いますが、更新がんばってください！続き楽しみにしています。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: 8616d8b72c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年6月6日 13時
