117.忘れようとした気持ち ページ26
･
※大吾くん目線のお話＿＿＿
大吾『』
「ねえ、大ちゃん？」
今でもそう呼ばれる度に時々、胸がぎゅっとなる。
俺じゃアカンのやってもう分かってるのに。
なかなかちゃんとは吹っ切れてない俺ってやっぱり女々しいんかな―･･･
同い年のAと出会ったのはもう5年も前のこと―･･･
はじめは大人しい子やなぁって印象で、年下かな？なんて思ったりもした。
他のメンバーとどんどん仲良くなっていく一方。
俺はあんまり距離を詰めることができひんくて、
Aとたまたま2人になったときも無言が続いた。
あーこんなつまらん男、嫌われとるんちゃうかな。
はっすんとか、丈くんと居るといつも笑ってるAも今は気まずそう。
どうしよう、そんな事を思ったとき救世主が現れる。
流「え、空気重っ！！喧嘩でもしたん？」
流星がいつもの調子でぶっこんできて、
俺は慌てて否定すると、Aも同時に声をあげた
「してないよ！！」
『してへんよ！！』
流「え？笑 じゃあどうしたん？」
『えっ、なんか･･･照れる、やん･･･？』
「えっ？」
『えっ？』
「なんだぁ･･！！良かったぁ･･･
嫌われてるのかなとか思っちゃってた。」
この時のAの表情は忘れるわけもない＿＿＿＿
『なんで！？そんな訳あるわけないやん！！むしろ好き！！』
こんなこと言うつもりやなかったのに。
気付けば口に出しとった。
そしてその後Aはびっくりした表情をした後とんでもなく笑った。
口元を押さえて堪えながらも堪え切れてない笑い声
俺の前でもこんなに笑ってくれるんやって嬉しくて。
一緒に笑ったのは忘れられへんし･･･
多分その瞬間かな。
「あ･･･好きや」って思ったのは＿＿
それから色々あった。
自分で言うのもあれやけど、Aの背中押したんは俺。
好きやから、大事やから、幸せになって欲しかった。
俺が幸せにしたい･･･
ほんまはずっとそう思ってるんやけど･･･
それが叶うことはきっとこの先もあらへんやろなぁ･･･
「大ちゃん…？」
『･･･ん？あ、ごめん、どしたん？』
「なんかあった？元気、ない？」
『え〜？大ちゃん、元気元気ぃ〜！』
「あーっまた3歳なったぁ笑」
あーやっぱり笑った顔が一番かわええな。
隣には居れへんくても、Aにはずっと笑っとって欲しい。
もし悲しいことがあったら俺が必ず笑わせるから＿＿
.
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m725(プロフ) - メグミさん» 初めまして！コメントありがとうございます＾＾嬉しいです…！マイペース更新ですが今後とも宜しくお願いします…！ (2022年8月21日 21時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ(プロフ) - はじめまして!突然のメッセージすみません。楽しく拝見させて頂いてます。お忙しいかとは思いますが、更新がんばってください！続き楽しみにしています。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: 8616d8b72c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年6月6日 13時
