崖っぷち家政婦です。4

JN &TH 1 ページ34

朝食を食べ終え、私とテヒョンさんジンさんは車に乗った。



JN『さて、今日は僕達と遊ぶよ〜！と言っても僕はあんまり出歩くの好きじゃないんだ！ヒャッヒャッヒャッ！』


…何が面白いんだ？



『じゃあどうするんです？』


TH『ジニヒョンの意見を尊重しつつ行き先を決めたよ〜！』


…
……
………


『それが、ここ…？』


なんと、ゲームセンターが一緒になった漫画喫茶である。



JN『レッツゴー！』


『日本に来てまでゲーム…。』


TH『韓国にも漫画喫茶あるけど、日本のも来てみたかったんだ〜！』



テヒョンさんとジンさんが子供のようにはしゃぎながら店に飛び込む。


私もその後を追ってお店に入った。



店員『いらっしゃいませ、3名様ですね？代表者の方はこちらに記入お願いします。』


JN「いらっしゃいました！」


TH「っしゃーせー！」


「あ、この人達は無視してください。私が代表です。ここに記入ですね？」



サクサクと受付を済ませる。



店員「お部屋はこちらです。ではごゆっくりどうぞ。」



うわあ、ごろ寝ができるようにマットが敷いてある広めの個室だ！

パソコンもあるし、ソファーもある。

天国だな。



このフロアには漫画がびっしり置いてあって、下の階にはゲームが山程あるらしい。


平日の朝という事もあって学生はおろか大人の客もあまりいない。完全に穴場じゃん！


とりあえず半日時間があったので6時間パックを選択したけど余裕で楽しめそうだ。



JN『ちょっと見て、食べるものが凄く充実してるよ！レストラン並みじゃない！？』


ジンさんがメニューを見てやたらと興奮している。


確かにすごい充実してる。

漫画喫茶なのに鍋物まである。



TH『うわあ、アニメも漫画もすごい！韓国字幕がある！』


大阪ということで韓国人のお客さんが多いのか韓国語コーナーまであった。


2人とも目をキラキラさせて大興奮だ。



こうしてみると普通の20代の男の子だ。


つかの間の休暇だけど存分に楽しみたまえ！

久しぶりの母心が顔を出した。



TH『見て見てソフトクリーム無料だって！俺うまくない！？』


テヒョンさんが満面の笑みで持ってきた器には何重にも巻かれたソフトクリームがそびえ立っていた。

なんなら若干斜めっててハラハラドキドキ状態である。

それ、ちゃんと食べてよ…？




TH『ヌナのも作ってくる！』


はあはあ興奮しながらテヒョンさんが走り出そうとしたけど必死で止めたよね。

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