ツアー中の僕達。2 JN ページ10
JN side
『ユンギヤ。部屋で寝なさいよ。』
満腹になったせいか、ソファーで眠るユンギを揺らして起こす。
YG『……。』
ユンギが目をつぶりながらソファーから立つと、その片腕には大きめの抱き枕を抱えている。
以前は何処でも寝れるような奴だったのに、韓国を出てから寝つきが悪くなかなか眠れなくなっていた。
目の周りに少し隈ができてイライラするユンギになんとなく僕が持ってきた抱き枕をあげたんだけど、それが良かったみたいでホテルに帰ってくるとその抱き枕を小脇に抱えてウロウロするユンギ。
あれだよね、多分いっつもヌナとソファーでゴロ寝してたからだよね。
『ほら、部屋に帰りな。』
ユンギはフラフラしながら抱き枕と部屋に帰っていった。
JM『ジョングガ〜〜!』
ジミニだけは変わらずニコニコ仕事したり踊ったり弟達にちょっかいをかけたりと変わりがないように見える。
だけど僕はたまたま見てしまった。
ある日ステージで少し失敗したジミナ。
すぐに持ち直していつも通りのパフォーマンスを見せたので誰も気にしていなかった。
その夜中に喉が渇いてたまたま起きて広間に行こうとした時、非常階段の扉が少し開いていて中からジミニの声がした。
JM「ヌナー…つかれたよー。」
JM「きょう、ちょっと、しっぱいしましたぁ…」
普段のジミニからは想像も出来ないような弱々しい声。
ダメだとは思ったけど、少し聞き耳を立ててしまう。
JM「…んふふ。そうー。えっ、ふふふっ!」
さっきまでの声とは真逆の楽しそうな声。
いったいヌナは何を言ったんだろう?
JM「はぁ、ヌナありがとー。うん、げんきでました。きょうも、おまもり、いってくれる?」
JM「…ぼくもぉー!おやすみぃ〜。」
ジミニが非常階段から出てきそうな雰囲気だったので僕は慌てて部屋に戻った。
あまり弱さを見せないジミナ。
でもヌナには見せていたんだと知った。
…………
………
……
『ジミナ〜♡』
JM『うわジニヒョン。やめてくださいよ。』
後日、そんなジミンが可愛くて僕はジミニを抱きしめようとしたけど本気で嫌がられてしまった。
JK『…。』
ぼーっとしながらお菓子をバリバリ食べているジョングガ。
急に はっ!としたかと思えば、慌ててスマホをポケットから出す。
僕は不思議に思って後ろからチラリと覗いてみた。
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たるぎうゆ(プロフ) - やみいさん» こんにちは!物凄い褒めてもらえてこちらこそありがとうございます!嬉しい〜(o^^o)ささやかながら、お力になれたようで幸せでござります。 (2022年3月13日 16時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
やみい(プロフ) - 控えめに言っても最&高です!はぁー面白たまらん。日常の疲れやイライラが解けていきまする。出会えてよかった。素敵な作品をありか待とうございます。 (2022年3月2日 12時) (レス) @page17 id: 10e6baffc5 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - あっとゆんぎゃさん» こんにちは、いつもコメントありがとうございます!こっそり戻ってまいりました笑。相変わらず不定期過ぎな更新なのですがのんびりとお付き合いいただけたらなあと思います(^.^)本当にいつもありがとうございます! (2022年2月1日 15時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - JMさん» こんにちは、コメントありがとうございます!亀更新が過ぎる感じですが、待っていただけてたなんて感謝です!またこっそり更新していくと思いますのでお暇な時にでも覗いてもらえればなあと思います(^^) (2022年2月1日 15時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
あっとゆんぎゃ(プロフ) - 待ってました😆❤️ムフフ← 笑 はぁ、やはりたるぎうゆ様の作品大好物です🥰🤣👍 (2022年1月31日 19時) (レス) @page49 id: 2d773c2bd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たるぎうゆ | 作成日時:2021年8月30日 18時