3年A組---人質って...先生どうして---3

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さくら「ねぇ」

香帆「タイミング悪すぎ(ﾎﾞｿｯ」

『さくらどうした？』

さくら「何でジャージで判断したら危険なの？」

香帆「ジャージを借りれば誰だって水泳部に成り済ませるでしょ」

『大会が開催された会場で働いてる人達や他校の人達はうちらの事は知らない

制服を着ていてその制服でどこの学校は分かる

でも、水泳部じゃない人間がロッカーに居たら不思議がられて必ず声を掛けられる

その事から逃れられる方法はたった1つ


水泳部に成り済ます事


だから更衣室から出てきても違和感0って訳』

さくら「そっか、水泳部の犯行に見せ掛けて偽装した可能性あるもんね」

『...うん、それ今私が言った事をそのままさくら言ったね』

さくら「えっ？」

『...何でもない』

香帆「同情してんの？」

さくら「えっ？」

香帆「別にボッチなんて余裕だから」

さくら「知りたいの！

私は澪奈の思いに答えてあげる事ができなかった

だから誰が何であんな動画を撮ったのか澪奈が何に苦しんでいたのか

それを知りたいの」

『さくら...』

香帆「知ってどうなるの？」

さくら「分からない

でも澪奈が居なくなってからAが居ても私はしかばね同然で

あっ...それこそ、カウント2.8でも起き上がれないレスラーと同じ」


出た...さくらのレスリング話


香帆「その例え、全然分かんない」

『そりゃそうだ』


香帆はトイレの扉を閉めようとしたけどそれをさくらが


さくら「あ...」



止めた



『えっ、さくら』

さくら「澪奈の思いを知ってようやく前に進める気がするの

お願い、私達に協力して」

香帆「漏れそうなんだけど」

さくら「ごめん...」

香帆「あんた達の方が知ってるんじゃない？」

『えっ？』

香帆「全国大会見に行ったんでしょ？

水泳部以外にうちの生徒は居なかったの？」

さくら・貴方「あ...」



居た...1人



それに私っ



最悪だ...何で今の今まで忘れてたの

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