28.練習試合終了 ページ31
「……」
二試合目、22(烏野)−25(音駒)。
24(烏野)−26(音駒)。
三試合目、25(烏野)−27(音駒)。
30(烏野)−32(音駒)。
なのに……。
「もう一回!!」
「うぬっ!? なんなんだ! めちゃくちゃ動いてるだろ!? 体力底無しか!!」
「コラコラコラ! だめだ!新幹線の時間があるんだ!」
「〜っ」
セットをやる度にデュースが続くようになって疲弊しているはずなのにこれ……。
日向が恐ろしい……。
「また
「_____ハイ!!」
*
「へくちっ」
「え何その可愛いくしゃみ」
試合後、みんなで片付けをしている中で私と潔子はボトルを洗っていると、何故か潔子がくしゃみをした。
「……なんか、誰かに噂されてる気がして……」
(……絶対田中あたりな気がする……)
一 方 そ の 頃 … …
「____おい」
用具室で、音駒のエース、山本猛虎が烏野の裏エースである田中龍之介に話しかけた。
「あの、そ、そっちの、マ、あの女、マ」
「??」
「マネージャーさん達の名前なんて言うんですか」
「____!!? てめェェェェ!! うちの大事な潔……マネージャー達にちょっかい出す気か、あああ!? その頭のフサフサした部分しつこく触るぞオラアァ!!」
「いや、話しかける勇気は無い」
一瞬でスンッとした顔になった山本に田中はそっぽを向いて、
「……清水潔子さんと、浦塚Aさんだ」
「なんと……!! 名が体を表している……!!」
「そうだろうそうだろう! 俺もな最初話しかけるまで大分かかったから気持ちはわかる! でもな___話しかけてガン無視されるのも、イイぞ」
*
あれ、なんか私も鼻がムズムズしてきたような……。
「はっくしゅん!」
だめだ、私には潔子のような可愛いくしゃみはできないんだなぁ……。
ボトルを入れた箱を運んでいると、いきなり横からティッシュを差し出され、見てみるとトサカ頭が特徴的な音駒の主将だった。
「使います?」
「あ゛っ、ねっねこっ、ねっこまの、すそ……!!」
「???」
「あ、あの……」
「ハイ」
「こ、国語の成績、どれくらいですか!」
「……ハイ?」
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昆布の神(プロフ) - 虹四葉さん» コメありです! 烏野大好きです……。おまけ話みたいになるんですけど、浦塚さんはお勉強をよくしているので甘党という設定になっていて、それゆえに悩みがあんなエグいことになっています() (2021年9月3日 22時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
虹四葉(プロフ) - コメント遅れたけど、烏野メインは最高です昆布様。あと、浦塚さん.....ココアにキットカットは流石に甘すぎるのでとりあえずヤバイっす。 (2021年9月3日 22時) (レス) id: 550a2fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:昆布の神 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/
作成日時:2021年5月4日 8時