音柱の継子さんどうやら地味に過ごしたいようです

地味でいさせて　３２ ページ38

「気持ち悪い」と言い放てば男どもは顔を真っ赤にして怒った。


「コイツっ……！！」


感情任せに殴ってこようとする一人の腹に思いっきり蹴りをいれてやる。


「ぐはっ！！」


A「……気安く触ろうとしないでよ」


私は倒れている男に、ただ冷酷に言い放った。






〜もう一人の男の心情〜


(蹴った時、脚見えてエ◯かった……)









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


や っ て し ま っ た … …



河川敷の近くで頭を抱える。


おかしいな


地味に生きたいと思っているはずなのに最近、派手に過ごしてない……？

っていうか派手に生きるって何！？

私、師範化してきた！？



え！？それ嫌だ！！地味で！！地味に……




すると首元にヒヤッと冷たいものが当たった。


A「もう勘弁してよぉぉぉおお！！お化け！？」


ビシッと後ろを指差すと少し驚いた顔をした時透様がいた。

あ、やべ。


A「……誰も何も見てないってことにしてもらって良いですか」


時透「いいけど、あんな叫び方するんだね」


時透様が私の横にしゃがむ。


A「いや色々ありまして……」


時透「男の腹に蹴りを入れたやつだよね。見てたよ」


え…………

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