音柱の継子さんどうやら地味に過ごしたいようです

地味でいさせて　２８ ページ34

ASide



ふぅ、と息を吐き刀を鞘にしまう。

これで任務は終わり……


と、その瞬間、お腹がグゥ〜と鳴った。

そういえば今日……お昼ご飯、食べてなかった……。

師範の屋敷にGが出て……()



「ﾌﾊﾊ！向コウノ物語ガ失踪シタカラ来テヤッタゼ！」


とか言うから絶叫を上げて戦ってましたよ、ハイ…………。



う〜ん、とりあえず何処か食べに行こうかな……。


近くに定食屋さんがあったはずだ。

私は記憶を頼りにそこまで足を運んだ。








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


無事に定食屋まで辿り着き、ご飯を口にしようとすると私の鴉が飛んできた。



鴉「A！！」


A「なに？」


鴉「オ前、アノ時ハ、ヨクモ音柱ノ宝石ヲ砕ケナンテ言ッタナ！！」


A「ああ……まだ気にしてたの？」


鴉「音柱ニ怒ラレタンダカラナ！！
本当ニ柱怖インダカラナ！！命ノ危機ダッタンダカラナ！！」


ぎゃーぎゃーと鴉が騒ぐ。
こんなところで騒がないで欲しいな……。


A「うんうん、そっか。ごめんね。
だけどまた命の危機がやってきたみたいだよ」


鴉「エ？」


鴉が私が指差している後ろを振り向いた。


時透「久しぶり」


鴉「柱ァアッ！！！！」


鴉はビビって叫びながら定食屋から逃げて行った。

ダサ……。

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