音柱の継子さんどうやら地味に過ごしたいようです

地味でいさせて　１２ ページ15

時透Side



今日から明後日まで長期任務だから二日間、近くにある藤の花の家に泊まることにした。



「鬼狩り様ですね。いらっしゃいませ」



時透「部屋空いてる？」



そう聞くと、屋敷の主は少し苦い顔をした。



「先程一名、鬼狩り様がいらっしゃっていまして……」



時透「別にいいよ、それでも」



正直、どうでもよかった。
変な奴だったら柱という権力を使って退室させればいい←


…………まさかあの子がいるなんて思わなかったけど。









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ASide



私は今、部屋の中でずっとグルグル歩き回っている。


なんでかというと、




お風呂が怖いから。



いや怖い話知って怖くなったとか、そういうわけじゃなくて、今、腕を怪我してるから染みないかなーとか思って怖く感じている。


え、意外とビビリなんだなって？

そんなわけないでしょ。



わかったよ、入ればいいんでしょ。




自分でもわからない誰かと喋って襖を開けた時だった。

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