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壱枚 ページ27

黒死牟Side



縁壱『兄上の夢はこの国で一番強い侍になることですか?




俺も兄上のようになりたいです。



俺は、




この国で二番目に強い侍になります』





縁壱……




A「お願い……」




A「もうやめて……兄上っ……」



涙を流しながらに訴える向葵を見て昔のことを思い出した。


向葵が嫁ぎに行く時のことだ。


向葵は人間という存在を信用しておらず、何の感情もない映し出していない目で牛車に乗ろうとしていた。


そんな向葵に一輪の福寿草を渡して言った。





『必ず幸せになれる』と。


すると向葵は



向葵『……えへ……ありがとうございます、兄上』



と言って、頬を染めて、初めて本当のふにゃりとした笑顔を見せた。


妹にこんな顔をさせたかったのか


弟に嫉妬に塗れ




これが侍なのか?






不死川「アアアアアアアア!!!」



そんなことを考えていれば、いつのまにか刃が頚に食い込んでいた。



そんな死の瀬戸際でまた縁壱の言葉を思い出す。




縁壱『これから生まれてくる子供たちが



私たちを超えて



さらなる高みへと』




A「……上り詰めていくんですよ……」




向葵が今にも死にそうな声で言うと、ついに私の頚が斬れてしまった。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 , 鬼夢主   
作品ジャンル:恋愛
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廻齲 - 初コメです。いつも色々な作品を楽しみにしてます。頑張ってください!出来ればカナヲを出して下さい。 (2020年5月7日 22時) (レス) id: 7fa18fb379 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんご昆布の神 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/  
作成日時:2020年5月4日 11時

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