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向日葵 〜九十九輪〜 ページ11

私ね


向葵っていうこの名前は二度と呼ばれなくていいって


呼ばれる価値もないって思ってたの。




だって私は"向葵"として人を殺した



なのに



なのにさ



君に呼ばれるとこんなにも嬉しいんだ。





ずるいよね。








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
時透Side




A「ううっ……」



Aは頭を抑え始めた。



A「ゲホッ……」



Aに強い衝撃が走ると、体の紋様が消えて眠ってしまっていた。

一時的な覚醒状態

時間が切れたかな……


ふう、と思わず安堵の息を漏らす。





鉄穴森「時透殿!!大丈夫ですか、私にはもう何が何やらわかりませんでしたよ」



鉄穴森さんが僕のところに駆け寄ってきた。



時透「大丈夫、大丈夫
すごく今、気分が良いんだ。それにすぐ炭治郎たちの所へ行かないと」



鉄穴森「顔色がものすごく悪いんですが、本当に大丈夫ですか?」



時透「全然大丈夫だってば。僕の話聞いてる?」



鉄穴森「んっ?何かハァハァして……
体も震えていませんか!?ちょっとあなた……」



時透「いいからさ、きみは
こてつくんの所へ行ってくれないか……」







時透「おえっ」



鉄穴森「泡吹いてますよ!!!」



毒も回ってるし全然大丈夫じゃなくて、倒れてしまった。



鉄穴森「やばいやばい死ぬのかな?
何をすれば良いんでしょう!?ちょっ……誰か!!
鋼鐵塚さん!!

くっそアイツ来ねぇな!!私が殺されてた時もガン無視でしたからね!!」



時透「ガフっ」



鉄穴森「うわー!!泡が詰まってやばい!!
どっどう……どうしましょ」



小鉄「横向きにした方がいいですよ」



いきなり小鉄くんがやってきて鉄穴森さんは驚いていた。



鉄穴森「うわー!!小鉄少年の亡霊!!」



小鉄「いや全然死んでないので亡霊じゃないスよ」



鉄穴森「いやいや亡霊って自分でわからないものなんですよ、死んでるのが」



小鉄「いやいやいや生身なので」



鉄穴森「いやいやいやいや、そんな出血して死んでない筈ないでしょうが!!」



小鉄「これ切られた腕の方の血なんですよ。押さえたからついちゃって」



A「…………血鬼術」



鉄穴森「え!?あなたは何、血鬼術出そうとしてるんスか!?てか目覚めるの早すぎ!!」



A「……鬼灯の鎮痛」



Aが血鬼術を使った瞬間、体が軽くなった。

目を開ければ眉を下げて微笑む向葵がいた。



A「……"久しぶり"」

拾伍枚→←向日葵 〜九十八輪〜



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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 , 鬼夢主   
作品ジャンル:恋愛
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廻齲 - 初コメです。いつも色々な作品を楽しみにしてます。頑張ってください!出来ればカナヲを出して下さい。 (2020年5月7日 22時) (レス) id: 7fa18fb379 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんご昆布の神 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/  
作成日時:2020年5月4日 11時

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