悪女潰したら霞柱、好きになっちゃったんですけど

平和ライフ　２６ ページ32

(悪女)Side



雨柱の日紫喜Aって奴にキモいとか言われたの！

酷いと思わない？

(悪女)、こんなに可愛いのにぃ……






っていうのは嘘。




自分が大して可愛くもなく柱の中でも強くはないことなんて自分でちゃんとわかってる。


日紫喜Aが羨ましかった。


綺麗な髪、澄んだ青色の瞳、


そして体がビリビリと電気が走るくらいに感じる剣士としての強さ。




だから日紫喜Aを嵌めようとした。


だけど岩柱の悲鳴嶼さんに鉄球を振り回され、普通に恐怖が勝ち逃げてきた。

ていうかあんな状況になったら逆に私が裏切り者にされるんじゃ……





姫野「はあ……」


「すみませーん」


ん？


「こーんーにーちーはー」


この声、日紫喜A……？



A「あのーここ、姫野の屋敷であってますよねー？
だってここに香屋敷って書いてあるもんねー
いますよねー？いるねー
ていうか門開いてるよー
あ、申し遅れました、日紫喜Aですー」



A「おーい姫野ちゃーん。(悪女)ー。
いるよね、いるね
開けますからねー入りますよー」



開けますからね？

入りますよ？



いやいやなんでアイツ来た？

まさかアイツが真の悪女で私を嵌めに来た！？




A「こんにちはー(くさい……)」



姫野「」



え、この柱ほんとに



なんなの？？

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