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肆話 ページ5

お館様「A、本当にごめんね。
助けることができなかった…」



お館様は頭を下げた。



A「お館様が謝ることではありません!
柱を辞めると決めたのは私なので……」



お館様「…A、無理していないかい?」



A「全然元気ですよ!
さっき寝ましたから!」



お館様「……。今までありがとうA
辛かったね」



お館様は私の頭を撫でてくださった。
その手は父のように温もりがあって思わず泣きそうになってしまう。



A「はい…」



私は涙が出そうになる目を堪えて深呼吸をした。



A「…鬼殺隊は辞めますが私は鬼を斬りたいです。
このような形で辞めることになってしまいましたが、家族を殺された恨みは鬼を斬らなければ蓄積されていってしまう。
勝手な事だというのは承知しています。
鬼の出没の情報があったら鎹烏を通じて教えてほしいのです」




お館様「うん。君は強いからね。
これからも鬼を狩ってくれるのはありがたいよ。
でも鬼殺隊ではないんだから疲れたら休んで良いんだよ」



今まで疲労が溜まった私へのお館様なりの配慮だろう。



A「…お館様、本当にありがとうございます。いつも」



結果的に辞める事にしたが、私が今まで続けてこられたのはお館様のお陰だ。

本当に感謝している。



A「では私はそろそろ失礼致します」



お館様「うん。頑張ってね」



A「はい」



そして私は本部を出た。

ああ、やっぱりお館様の笑顔は安心できる。






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お館様side



私がAを撫でるまで、あの子は別の子になったような振る舞いをしていた。



Aはいつもどんな時だって穏やかで落ち着いていた。

柱の子達と仲が良かった頃もそうだ。



なのに、鬼殺隊を辞めたばかりだというのにAとは思えないくらい明るく振る舞っていた。



あんな大きい声や弾けるような笑顔はしないような子だった。





お館様「……やっぱり無理しているのだろうね」



明るくしていることで、心の痛みを和らげようとしているんだろう。

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アオイ - イメ画上手‼私も上手くなりたいなぁ〜←美術部所属 (2021年12月22日 17時) (レス) @page7 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
あいか - ラムは? (2021年4月3日 7時) (レス) id: ecc61c7ffd (このIDを非表示/違反報告)
ぱらら(プロフ) - 作者の昆布の神さんイメ画とても素敵でした!=可愛かった更新とか頑張って下さい!楽しみにしてます!(*- -)(*_ _)ペコリ (2020年11月2日 21時) (レス) id: 528bfd8f20 (このIDを非表示/違反報告)
伊達 光秀 - 夢主ちゃん凄い可愛いですね、好みです。絵とか原作に似せるの難しいのに凄いですね!画力を分けてくだせぇ。← (2020年8月13日 10時) (レス) id: e266acb8ae (このIDを非表示/違反報告)
- 絵うますぎです (2020年8月8日 15時) (レス) id: 4e4f17f7d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:昆布の神 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/  
作成日時:2020年4月2日 21時

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