芽生え ３５ ページ39
ASide
善逸に好きな人がいると言ったのは間違いだったかもしれない。
あの日から少し善逸が遠い存在に感じる。
違うんだよ
私
あなたが好きなのに
A「………………あ」
私は明日のことを思い出して小さく声を漏らした。
A「明日の列車の任務、善逸も一緒だ……」
なんか
気まずくね？？
A「はあ〜……」
私は大きいため息をついた。
私に勇気があったらあなたに想いを伝えることができるのに
でもそんな勇気私には無いし
本当に私は臆病者だ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
任務当日。
蝶屋敷の門の外できよ、すみ、なほが送ってくれた。
おにぎりを渡してくれて伊之助はそれを食べながら「ホワホワする……」と呟いていた。
そんな同期を微笑ましく思いながら見ていると少し袖を引っ張られた。
善逸「Aちゃん、少し良い？」
頷くと「こっち」と言って私の腕を掴んだまま走り出した。
え、なんだろう……
もしかして霹靂一閃される？
↑
(どうしてそうなった)
善逸は単純に皆んなから離れた場所が良かったのか、影に隠れると「ふぅ」と息をついた。
善逸「Aちゃん好きな人いるんだよね」
その話！？
A「あ、あれは…」
善逸「はい」
善逸は私の言葉を遮るように一房の紫の花を差し出してきた。
A「………………」
私が黙ってしまったからか、善逸は「ライラックって言うんだよ」と花紹介をしてきた。
善逸「俺、Aちゃんが好きなんだ」
A「えっ？」
善逸「誰かを好きでいても変わらないから」
再び黙り込んでしまう私に「炭治郎と伊之助のところに戻ろうか」と善逸は声をかけて歩き出した。
違う
私知ってる
紫のライラックの花言葉
あなたが勇気を出してくれたから
私も
私は善逸の羽織を掴んだ。
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昆布の神(プロフ) - Maedasann9さん» 運命ですよ、きっと！！(( (2020年5月27日 17時) (
レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
Maedasann9(プロフ) - お花畑(菜の花畑)がちょうど私の名前(菜ず奈)と関係してたので運命かと思いました (2020年5月27日 17時) (レス) id: 06af7dd5d0 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - 由亜さん» ありがとうございます！！花はいろいろな意味があって素敵ですよね！ (2020年5月1日 19時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
由亜(プロフ) - お花ってロマンチックですよね〜。話変わりますけど、伊黒さんの好きな食べ物はとろろ昆布なんで昆布(？)wwwって何故か思ってしまったwww善逸オチ、面白かったです! (2020年5月1日 18時) (レス) id: 34a7b4b540 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - 美亜さん» 私も書きながら「あらやだ、この子達青春してるわねー」とか思ってたんで！私も三月まで小六だったんで大丈夫です！ (2020年4月22日 8時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：昆布の神
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/
作成日時：2020年3月29日 16時
