50 ポートマフィア ページ6
森side
樋口君と彩ちゃんが来たみたいだね
樋口「首領！あの……」
森「君の報告は後でもいいかい？」
樋口「あ、はい大丈夫です！」
彩「いっちゃんは龍を医務室？に連れて行っといて。」
樋口「あ、了解しました！」
失敗したのかな？彩ちゃんの髪が濡れているし海に落ちたかな？
彩「えっと………今は森さん？それとも首領？」
仕事か私用か聞いてきた
森「あ、私が君に聞きたいことがあるだけだから私用だよ。」
彩「にゃ！何ですか？」
仕事だと『了解』とか『了』とかなのに私用になると『にゃ！』とか『うん！』になるのだよね………可愛い……
森「君、この子知っているかい？」
私は写真を見せた
彩「！？………」
黙ってしまった……放つ殺気がとても濃い………私でも身震いしそうなくらいだ
彩「その子が何か？」
森「この子は闇市で五十億の………なっ？！…………つっ……！」
これは……少々きついね……
彼女は私に飛び掛かり小刀で首を掻き斬ろうとしたが、咄嗟に私がメスで止めた
しかし、彼女は予測していたようで私を椅子から蹴り落とし首に小刀を突きつけた
黒服達は彼女の異能により縛り上げられてしまい、呼び出したエリスちゃんに銃を突き付けている………
彼女は気配を読むのに長けている
エリスちゃんが少しでも動いたら私の首を躊躇なく掻き斬るだろうね
森「落ち着き給え。この子は捕らえないよ。そのつもりならもう指令を出しているよ。」
すると少し目を見開き
彩「………失礼いたしました。少々取り乱しました。お怪我は？」
と云って小刀と銃を収め、異能も解除した
想像以上だ………目の前で見るととても強い……私が反応するのに精一杯だった
森「気にしなくて良いよ。これは私用だしね。怒ったかい？」
彩「少し………捕まえない？」
ンッ！可愛い！！
守備範囲ではないのに彼女が欲しい……ポートマフィア所属ではあるけど私の物ではないのだよね………いずれ……
彩「？」
あ、首傾げた
彩「だ、大丈夫ですか？熱？あ、心拍数も上がってる！」
森「大丈夫だよ。この子は君の？」
彩「あ、私の妹です。何故私に？」
森「嗚呼、君と一緒だと高くなるのだよ。」
ま、嫌われたくないししないけどね
彩「………」
森「安心し給え。手は回しておくからね。」
彩「！あ、ありがとうございます！」
と云って満面の笑みで笑った。うん、可愛いね
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作者名：何でもオタク | 作成日時：2019年2月5日 23時
