49 武装探偵社 ページ5
太宰side
今美桜ちゃんが私の家にいるのだけど………
美桜「上がり!」
太宰「あ、負けたぁ。美桜ちゃんって運良いよねぇ……イカサマも見抜かれちゃうし……本当君何者?」
彩ちゃんは美桜ちゃんのことを大事に思ってるみたいだし、美桜ちゃんはポートマフィアの人間ではないのは確かなんだけど………頭よすぎじゃない!?私のイカサマを赤子の手を捻るように見抜くし………魔人の何か………ってのも違いそうなんだよね
美桜「私は私です太宰さん!……お姉ちゃんが身体能力を鍛えてたから、私は頭脳を鍛えようと思って。とはいってもお姉ちゃんも馬鹿ではないから、私も少しは敵を撃退できるように、国木田さんの受け流しを覚えたんですよ!」
太宰「へぇ、国木田君のねぇ………」
…………探偵社の皆に迷惑を掛けないようになのかな?
美桜「ぶっちゃけ私とお姉ちゃんだと、お姉ちゃんの方が色々秀でているんですよ。」
太宰「?そうかい?余りそうとは思わないけど……」
美桜「お姉ちゃんの傍に居ると落ち着いて、暖かい気持ちになるんです。息をするように相手が寂しいって思ってることに気が付いて、いつのまにか近くに居てくれる凄い人なんです!」
いつのまにか近くに………
美桜「お姉ちゃんが出来なくて、私に出来ることと言ったら…………楽器の演奏ですね。私は殆ど全ての楽器を使えるんですけど、お姉ちゃんはヴァイオリンしか使えないので。」
太宰「寧ろ、ヴァイオリンは出来るんだね……」
十分凄いと………あ、片方が色々使えるとそうでもないのかな?
太宰「あ、話は変わるのだけど、美桜ちゃん君いくつ?戸籍に何故か生年が書いてなくてね。それと………殆ど空白なのは何故だい?」
私が聞くと美桜ちゃんは少し身動ぎして
美桜「私は12歳です。戸籍は………余り深入りしないで下さい。どうしても聞きたいなら、お姉ちゃんに聞いて下さい。」
……もしかして……二人が別々な理由がここにあるのかな?……
太宰「ごめんね。嫌なこと聞いちゃったかな?」
美桜「大丈夫ですよ。それより遊ぼ!次は花札しよ!」
………うん、美桜ちゃん可愛い………笑顔が眩しい
太宰「判ったよ。次は本気でいくからね?」
美桜「ガン札作らないなら良いよ!」
あ、目印付けようと思ったらばれちゃってる。新品だし、普通に対戦かな……
彩ちゃんに今度詳しく聞いてみよう
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作者名:何でもオタク | 作成日時:2019年2月5日 23時