第７話 ページ9
【青峰side】
貴「また来るのか…」
嫌そうな顔をしてAが言う。
青「よぉ。」
貴「あーはいはい。こんにちわー。」
適当に返される言葉に少しイラッと来る。
貴「ねぇ、授業出たほうがいいんじゃない？」
青「お前が言うなよ。」
イライラしてそう返すと、ムカつく答えが帰って来た。
貴「私ある程度出来るから。」
青「なぁA。」
昨日聞きたくて、聞けなかった事を聞こうと話しかける。
青「なー、」
無視かよ…。
青「A！」
顔を近づけて名前を呼んでみた。
貴「！」
青「あ、顔変わった。」
思わず声に出しちまった。
おい、可愛いじゃねぇか…
見たことのない表情のせいか、いつもと違く見えた。
見開かれた目は大きくて、幼い感じがした。
青「つか呼んでんだろ？」
貴「あーそうだね、呼んでたねー…」
すぐに今までの愛想のかけらもない表情に戻る。
青「何だよ。名前で呼んだのがいけなかったのか？」
貴「…別に、いいんじゃない？」
心底どうでも良さそうな顔をしてからまた目を瞑る。
青「んで、誰にでも無表情なのかよ？」
貴「…だったら？」
冷たくそう返された。
確かに。
俺はこれを聞いて何をしたかったんだろう？
特に何も考えてなかったな…。
青「いや、別に？聞きたかっただけ。」
貴「あっそ。もう寝るからね。じゃましないで。」
俺に背を向けて寝始める。
………。
青「Aー、お前生きてるの楽しいか？」
流石にまだ起きてるだろうと思って再び話しかけてみる。
貴「…………。」
青「これだけだって。」
貴「…楽しくないよ。」
顔は見えなかったけど、言った時の喋り方と、
纏ってるオーラが悲しげに見えた。
青「あっそ。」
…なんでだろうな？
何か、そう思ってしまった。
だから、そうしようと思う。
“ぜってー俺にもテツに向けるような表情させてやる。”
絶対、笑わせてみせる。
そう誓い、少しは慰めになるかと寄り添いながら寝た。
起きた時、またいなかった。
青「あんにゃろ…」
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空良(プロフ) - 晴ハルさん» ありがとうございます＾＾こんなのに憧れちゃだめですよｗｗ (2013年11月7日 22時) (
レス) id: 10043a275f (このIDを非表示/違反報告)
晴ハル - 空良さん» 良いなぁ高校♪高校と空良さんに憧れます♪ベタ惚れ！（（マジッスｗ (2013年11月4日 22時) (レス) id: d047e951c8 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - ハル晴さん» かっこいいですか？ｗありがとうございますｗｗ 私は自由な所だなって思いました＾＾ (2013年10月16日 16時) (レス) id: 10043a275f (このIDを非表示/違反報告)
ハル晴 - 空良さん» ここここここここ高３！？（（ …ゴホンッ。空良様マジでカッコイイッス☆尊敬します´▽｀ 高校って、どんな所ですか！？気になるｗ！！ (2013年10月15日 22時) (レス) id: e496fba0e5 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - ハル晴さん» 私部活入ってないんですよ〜！ あと、高3だからどっちにしろ今の時期はやれないですね； (2013年10月12日 0時) (レス) id: 10043a275f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼空 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fragrance/
作成日時：2012年11月18日 16時
