43話 ページ47
急だが、最近よく授業中に視線を感じる。
まぁ、誰かは分かっているのだが…
その相手が問題なのだ。
傑「………」ジィー
ノートも書かずにずっと私を見ているから少し緊張してしまう。
クラスメートの中では優等生な方だと勝手に思っていたのだが…。
流石の私も居心地が悪くなってきた。
『どうしたの?』
そう、小声で夏油に聞いていみる。
だが、夏油はただニッコリと愛想のいい笑顔で微笑むだけで答えてはくれない。
『え、ちょマジでどうしたの?』
私はその後も小声で話すが、全て笑顔でかわされる。
夜蛾「おいA、授業中に私語は厳禁だ。それともなんだ?授業内容が簡単過ぎたか?なんならAだけ宿題倍ぞ_『申し訳ございませんでした!!』…真面目に授業を受けろ。」
聞こえてないと思ってたけど、夜蛾センには聞こえてたっぽい。
もー、危ないところだったよ。後もう少しで宿題倍増になるところだった。
授業内容が簡単どころか理解すらしてないから倍増なんて死んだも同然だ。
お前の所為だと夏油を横目で睨みつけたら、ケラケラと薄く笑われた。
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授業が終わり、硝子は怪我人の手当に。
五条は任務に行ったため、私達は教室に二人きりとなった。
必然的に話さないと気まずい空気が流れているため、必死に話題を絞り出そうと頭をフル回転させてると…
傑「…A、この前の悟との合同任務の帰りにショッピングモールに行ったらしいね。」
なんと、夏油から話しかけてくれた。
脱・気まずい空気!
『うん。出来たばっかで行ってみたかったんだよね。』
傑「それに、夏祭りの時も…海水浴の時も…全部悟が……」
『げ、夏油?』
獲物を狙う肉食動物のように鋭い眼差しで私を見据えながら近づいて来たので、怖気付いて後ずさってしまう。
が、どんな部屋に限界があるわけで壁に背中が当たってしまった。
すると、何を思ったのか夏油が腕を伸ばして顔の真横の壁に手をつけた。
これって所謂壁ドンってやつ!?
そこまで乙女思考じゃないからキュンキュンはしないけど、初めての経験に少し顔が熱くなった。
そんな私の反応を見て、夏油は更に私の顎を持ち、自分の方を向けさせた。
これって所謂顎クイですかね!?
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ルルリア(プロフ) - マニ。さん» マニ。ちゃんコメントありがと〜!私もそう言ってもらえて、すんごく嬉しいよ!これからも見てくれると嬉しいな! (1月1日 10時) (レス) id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ルルリアさん» ✉️。続編見たよ!すんごく面白い!💝、これからも無理せずに頑張ってね!☺️ (1月1日 9時) (レス) id: 41ecfa48e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルルリア(プロフ) - 都愛さん» 面白いって言ってもらえて、とぉ〜っても嬉しいです!!テスト結果も褒めてくれて、ありがとうございます✨いや〜100点を取れなかったの、悔しかったなぁ〜笑 これからも読んで下さいね!!コメントありがとうございました! (11月9日 16時) (レス) @page30 id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
都愛 - テストの点めっちゃ高いですね!!尊敬します。後、話もすごく面白いです!これからもがんばってください。 (11月8日 23時) (レス) @page30 id: fc0af34533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜ルカ | 作成日時:2023年8月22日 2時