呪術界の女神は愛される【呪術廻戦】

9話 ページ12

五条side


たまたま外にいた時にあったコイツ、瀬羽Aと自販機に行く事になった。


無言で気まずい雰囲気が漂ってたが、別に喋る事もないから気にしなかったものの、Aは気になってたらしく、質問してきた。


A「ねぇ、五条ってさ、私の事嫌い？」



随分ストレートだな⁉︎
それに、よく聞けたな⁉︎それで、「うん、嫌い」って言われたら立ち直れないと思うけど、鋼メンタルなのか？



『へ？...別に嫌いでは無いけど...、』



まぁ、冷たかった所も多少はあるかもしれないが、嫌いでない。
ただ＿＿



『俺の家は知っての通り御三家の一つ五条家だ。それで、同じ年に生まれてきたお前にと比べられて負けないよう厳しく育てられた。俺は自然にお前を恨むようになって…でも、今日会ってみて馬鹿な奴だったんだって分かったらなんか困惑しちゃって…、誤解させてごめん。』



A「ううん、良かったぁ〜！初日に嫌われるとか最悪だからね。」



『そうだな。俺も気になってる事聞いてもいいか？』



ずっとAに聞きたかった事があった。



A「？いいよー。」



自販機に着きAがコーラを買ったため、俺もコーラを買った。



『お前、友達いた事ないのか？』



A「⁉︎ｺﾞﾌﾞｯ、ゲホゲホ」



お、わかりやす過ぎるぐらいの反応。
コーラを吐き出してるのを見てちょっと汚いと思ったのは内緒。



A「なんでそう思ったの？」



『…なんか、ずっと友達で居てくれるか聞いた時に緊張っていうか、初心しい反応してたからそうなのかなぁって…まぁ勘だな。』



A「正解だ。私は友達が居なかった。ずっと孤独で生きてきた。皆、私を女神としてしか見なくて本当の私を見てくれなかった。一人だけ友達だと思ってだ奴も居たが……」

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