番外編 終盤 ページ50
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赤「……Aさん」
『ん？』
赤「……浴衣似合ってる、
って、言ってもらいたかったでしょ」
『……えっ、どうして_____』
心臓がとくん、と音を立てる。
赤「…ふ、顔に書いてありましたよ」
『え、うそ…っ！』
赤「大丈夫です、ちゃんと似合ってますよ________」
恥ずかしすぎて思わず顔を背けた。
暗くてよかった、なんて思う。
これだからSスキルはタチが悪い。
赤「普段しない化粧までして、頑張ってくれてるの、嬉しかったです」
『……、』
赤「正直、木兎さんとか、黒尾さんに見て欲しくありませんでした_________」
……ほら、そうやって。
急に素直に言ってのける。
本当に、狡い。
自嘲的に、静かに笑う彼の隣で、ただ天の川を見上げる。
暫くして、ドン、という重い音を響かせて大きな花火が打ち上げられた。
赤「……Aさん…」
腰に手が回って、ゆっくり引き寄せられて。
赤「…綺麗です」
恍惚とした彼の瞳に映る、色とりどりの花火と、私。
自ずと瞼を閉じた。
数秒経って、額に柔らかい感触。
そっと目を開ける。
赤「……ここに、期待しました？」
『…っな、そんなことないし』
親指で唇をなぞる彼を軽く睨むと、彼は困ったように笑って、言葉を紡いだ。
赤「……まだ、俺たちには早いですよ」
その言葉の意味を考えるより早く、彼の胸に抱きついた。
『………………意地悪、』
赤「はいはい」
頭を撫でられて、ゆっくり、目を閉じた。
〈ああ、神様、この人ですか〉
彼の腕の中、星に願いを託す。
『結ばれるなら、私は____________』
【選択肢なんて、最初から】
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
木「おい！黒尾！二人がいねぇぞ！！」
黒「あいつらなら2時間前に帰ったぜ？」
孤「……」
(……幸せになれよ、二人とも)
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もちもち(プロフ) - ラブラドール・レトリバァさん» 東京はアニメの聖地ですよね。 ほんとに幸せでした。 やっぱりそう頻繁に行ける所じゃないので、毎回爆買いになってしまいます｡ﾟ(ﾟ＾ω＾ﾟ)ﾟ｡ 行くたびに「東京住も。」って思いますよ。 近いうちに行けるといいですね！ご愛読ありがとうございます。 (2017年8月23日 0時) (
レス) id: 2c3d1eea9b (このIDを非表示/違反報告)
ラブラドール・レトリバァ - 東京行ったんですね！羨ましいですなぁ…5万は貯めたんですけどね…なかなか行けない(´・ω・｀) (2017年8月22日 22時) (レス) id: 6b31ba40ad (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - 鯖さん» 本当ですか！？ありがとうございます！！ 感動していただけるなんて思ってもみませんでした、、 嬉しいです！ (2017年6月11日 1時) (レス) id: 2c3d1eea9b (このIDを非表示/違反報告)
鯖 - 何かとても感動しました！ (2017年6月10日 15時) (レス) id: 7852d9062e (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - ラブねこさん» おおー！理解者またも発見！コメントありがとうございます！私は四月からJKデビューです← 東北地方はちょっとアレですね。ハイキューファンを殺しにかかってきてますね。一々叫びたいです( ^o^)＜ンンンン！←← (2017年3月30日 14時) (レス) id: 2c3d1eea9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち | 作成日時：2016年12月28日 1時
