22羽 ページ40
「おっ、またまたお似合いのカップルだね〜!
…二名入りまーす_____」
数分待って、やっと自分たちの番がきた。
にっこにこ笑顔を振りまくスタッフのオジさんが発した言葉に、赤葦くんと二人で顔を見合わせる。
『……カップルだって。リア充だね』
赤「あー……側から見ればそうなんじゃないですか?」
『じゃあ今日一日はカップル気分を味わおっか』
赤「、まぁ、いいですけど…」
黒い空間に足を踏み入れる。
足元も十分に見えず、30秒と経たないうちに生理的な危険信号が働き始めた。
赤葦くんが隣にいるのかどうかも心配になる。
正直、お化けとかそういうのはそこまで苦手というではない。
……でも、ここで「手、つなご」とか言ったら完全に私が怖がってると思われる。
それだけは阻止せねば_____。
『…ねぇ赤葦くん、いるよね…?』
…………
『……えっ、?
ねぇ…赤葦くんてば、』
………
『…ねぇ赤葦くん!いるよね!?
どこっ、…に__________』
本当にいないかと思って不安に潰されそうになった時、右手を握られた。
赤「…っ、…かわい……。
ちゃんといますよ、安心してください」
暗闇の中、すぐ耳元で聞こえる赤葦くんの声。
『…っ、意地悪しないでよ!
もう、本当にいなくなったかと思ったんだから…』
よりにもよってこんなところで隠れSスキルを発動しないでほしい。
まったく、こんな歳になって泣くかと思った…。
さりげなく繋がれた右手に意識が集中する。
自分より一回り大きい手のひらと絡んだ指に、恥ずかしさからか熱が広がっていく。
……と、その時。
『…うわあっ!?
い今、なんか踏んだ!!絶対!』
一瞬踏んだ、柔らかい何かの感触。
目を凝らして足元を捜索するが、正体のわからない怖さで前に足が出ない。
赤「Aさんの勘違いじゃないですか?
俺特になんともないですけど…」
いや、でも_____と必死に言い返していると、急に上から血を流した女の人が落ちてきた。
赤「……わ、」
『…ひぎゃあああ!!』
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もちもち(プロフ) - ラブラドール・レトリバァさん» 東京はアニメの聖地ですよね。 ほんとに幸せでした。 やっぱりそう頻繁に行ける所じゃないので、毎回爆買いになってしまいます。゚(゚^ω^゚)゚。 行くたびに「東京住も。」って思いますよ。 近いうちに行けるといいですね!ご愛読ありがとうございます。 (2017年8月23日 0時) (レス) id: 2c3d1eea9b (このIDを非表示/違反報告)
ラブラドール・レトリバァ - 東京行ったんですね!羨ましいですなぁ…5万は貯めたんですけどね…なかなか行けない(´・ω・`) (2017年8月22日 22時) (レス) id: 6b31ba40ad (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - 鯖さん» 本当ですか!?ありがとうございます!! 感動していただけるなんて思ってもみませんでした、、 嬉しいです! (2017年6月11日 1時) (レス) id: 2c3d1eea9b (このIDを非表示/違反報告)
鯖 - 何かとても感動しました! (2017年6月10日 15時) (レス) id: 7852d9062e (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - ラブねこさん» おおー!理解者またも発見!コメントありがとうございます!私は四月からJKデビューです← 東北地方はちょっとアレですね。ハイキューファンを殺しにかかってきてますね。一々叫びたいです( ^o^)<ンンンン!←← (2017年3月30日 14時) (レス) id: 2c3d1eea9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちもち | 作成日時:2016年12月28日 1時