１８羽 ページ31
木「っひょー！
女の子と登校なんか初めてだぜ！」
赤「……はぁ、
…ちゃんと鍵閉めましたか？」
『うん、
ていうか心配しすぎだよ毎回毎回…』
赤「Aさん危なっかしくて放っておけないんですよ」
今日は三人での登校。
いつも赤葦くんは部活の朝練があるから家を出るのは私よりも早いのだが、
今日はせっかくなので途中まで一緒に登校して、朝の時間は勉強(宿題)をして過ごすことにした。
私の左にはミミズク人間、右にはフクロウ人間。
二人の正体を知っている私からすればこの状況はなかなかシュールだ。
今日はゴツい男(木兎さん)がさらに追加されている。
側から見たら背というか体格の差が半端ないことだろう。
木「…てかAちゃんとあかーしって付き合ってんの？」
唐突に問われた疑問。
『え！？ 私たちが？
付き合ってるだなんて、そんなわけ_______』
赤「……」
語尾が自然と勢いをなくした。
自分で言って、ほんの少し胸の辺りに違和感をおぼえた。
木「え〜、じゃあー 好きな人とかは？」
『えー、…うーん、
……好きな人、かぁ』
もやもやと脳内のスクリーンに映し出されたのは、一年年上で学校一人気のあった憧れの先輩。
サッカー部のOBとして、週に何度か学校に顔を出しているのを今でも見かけることがある。
そうだ、そういえば彼のことで友達と恋バナして盛り上がってたこともあったっけ。
『…わかんないけど、憧れの先輩はいたかな。一コ年上の。』
木「へぇ〜、…年上か」
先程から何も言わない赤葦くんをなんとなく見上げる。
相変わらずポーカーフェイスだが、交互に踏み出す足先をぼーっと見つめて、何か考えているようだった。
.
『あ、ここまでだね』
木「もうこんなところか、なんかいつもより早ぇな」
駅の前に着き、それぞれ学校への分岐点に到達した。
じゃあね、と手を振って別れる。
赤「…あ、Aさん、」
『…、ん？』
呼び止められ、足を止めて振り返る。
赤「今日、一緒に帰りましょう。
部活オフなんで」
赤葦くんが珍しいな、と不思議に思いながらもわかった、と一言だけ返した。
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もちもち(プロフ) - ラブラドール・レトリバァさん» 東京はアニメの聖地ですよね。 ほんとに幸せでした。 やっぱりそう頻繁に行ける所じゃないので、毎回爆買いになってしまいます｡ﾟ(ﾟ＾ω＾ﾟ)ﾟ｡ 行くたびに「東京住も。」って思いますよ。 近いうちに行けるといいですね！ご愛読ありがとうございます。 (2017年8月23日 0時) (
レス) id: 2c3d1eea9b (このIDを非表示/違反報告)
ラブラドール・レトリバァ - 東京行ったんですね！羨ましいですなぁ…5万は貯めたんですけどね…なかなか行けない(´・ω・｀) (2017年8月22日 22時) (レス) id: 6b31ba40ad (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - 鯖さん» 本当ですか！？ありがとうございます！！ 感動していただけるなんて思ってもみませんでした、、 嬉しいです！ (2017年6月11日 1時) (レス) id: 2c3d1eea9b (このIDを非表示/違反報告)
鯖 - 何かとても感動しました！ (2017年6月10日 15時) (レス) id: 7852d9062e (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - ラブねこさん» おおー！理解者またも発見！コメントありがとうございます！私は四月からJKデビューです← 東北地方はちょっとアレですね。ハイキューファンを殺しにかかってきてますね。一々叫びたいです( ^o^)＜ンンンン！←← (2017年3月30日 14時) (レス) id: 2c3d1eea9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち | 作成日時：2016年12月28日 1時
