１３羽 ページ23
次第に地面を黒く塗っていく雨。
だんだんと強さも増してきた。
『……赤葦くん…、』
私たちが出会ったあの日も、雨が降っていた。
それから雨の日は自分の中で特別なものになっていたが、この状況下では話が別だ。
冬も深まり、寒波がじわじわと押し迫る中雨になんか濡れたら、きっと赤葦くんは風邪をひいてしまう。
考えるより早く、体は動く。
レインコートを箪笥から引っ張りだしてきて、タオルと傘を持って家を飛び出した。
雫に濡れた草を掻き分けて、赤葦くんが飛んでいった方向の森に入っていく。
『…赤葦くーん！どこにいるのー？』
前方に見える山にぶつかって跳ね返って来るはずの声は、雨のノイズに掻き消された。
いよいよ雨は濁った川となって足元を下へ下へと流れていく。
……寒い。
指先や鼻が千切れるようだった。
『…………、っ』
開けた視界に顔をあげれば、木造の古い家が目に飛び込んできた。
長い間、人が住んでいないのだろう、壁一面を蔦が覆っていた。
『………っあ、！』
屋根の下に赤葦くんが雨宿りをしていた。
安堵のため息が漏れる。
隣に、何かがいるようだ。
『…赤葦くん。よかった、ここにいたんだ。
雨降ってきたから心配になって…。
……その子は？』
湿気で余計にボフッとしている羽根を震わせる赤葦くんの隣には、これまたボフッとした薄茶色のミミズクがいた。
こちらをじっと見ては首を傾げ、瞬きを繰り返す。
かわいい。
『赤葦くんのお友達かな？
今日は寒いから家においで。』
持ってきたタオルで二匹をわさっ、と包み、腕に抱いて来た道を帰っていった。
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
まっ、ちょ、…ま、
……まっちょ└( 'ω')┘←
一日で１８００hit？
何があったんだべ。
お気に入り９７人？
夢の一線超えちまうが。
目標が見えてきたべや。
評価増えとるけぇ、
年〜中おったまげとら。
評価ありがとうございます。
毎回通知来る度におっふおっふしてます。
どうかコメントもくだされ。
作者コメントいただくと感動します。
ほんと、赤葦くんへの愛を綴っても構わないので。
こんな場面がみたい！っていうのも言っていだだければ書きます。
あと毎回思うのは、
この作品の読者様ほんと優しいあたたかい。
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もちもち(プロフ) - ラブラドール・レトリバァさん» 東京はアニメの聖地ですよね。 ほんとに幸せでした。 やっぱりそう頻繁に行ける所じゃないので、毎回爆買いになってしまいます｡ﾟ(ﾟ＾ω＾ﾟ)ﾟ｡ 行くたびに「東京住も。」って思いますよ。 近いうちに行けるといいですね！ご愛読ありがとうございます。 (2017年8月23日 0時) (
レス) id: 2c3d1eea9b (このIDを非表示/違反報告)
ラブラドール・レトリバァ - 東京行ったんですね！羨ましいですなぁ…5万は貯めたんですけどね…なかなか行けない(´・ω・｀) (2017年8月22日 22時) (レス) id: 6b31ba40ad (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - 鯖さん» 本当ですか！？ありがとうございます！！ 感動していただけるなんて思ってもみませんでした、、 嬉しいです！ (2017年6月11日 1時) (レス) id: 2c3d1eea9b (このIDを非表示/違反報告)
鯖 - 何かとても感動しました！ (2017年6月10日 15時) (レス) id: 7852d9062e (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - ラブねこさん» おおー！理解者またも発見！コメントありがとうございます！私は四月からJKデビューです← 東北地方はちょっとアレですね。ハイキューファンを殺しにかかってきてますね。一々叫びたいです( ^o^)＜ンンンン！←← (2017年3月30日 14時) (レス) id: 2c3d1eea9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち | 作成日時：2016年12月28日 1時
