二話 ページ3
加州清光と彼に連れていかれた審神者…もとい私の主がいなくなった、鍛冶部屋らしき部屋に残された私たち。
…うん、実に騒がしかった。嫌ではないけども。
一「騒がしい所をお見せしてしまい申し訳ありません…」
隣の刀剣男士が申し訳なさそうに言った。
一「私は一期一振と申します。
今から本丸の中を案内しますので、私の後についてきていただけますかな?」
「は、はい…えっと…」
目の前の刀剣男士を何と呼べばいいのか迷っていると、
一「あぁ、私のことは一期とお呼びください」
私が迷っているのがわかったのか、彼はそう言って私に笑みを向ける。
「わかりました。
では私のことはAとお呼びいただければ助かります。
…君護の銘には良い思い出がないもので…」
笑顔で言ったが、ズキッと胸の奥が痛むような感覚がじわりと湧いてくる。
するとその様子を見た彼は、
一「人は誰にでも…といっても私たちは刀ですが、触れられたくない過去はあるものです。
私にも、そのような過去がありますから…。
…ではA殿、でよろしいですかな?」
またふわりと笑んでみせる。
「はい」
だがその笑みに、どこか悲しげな、影の差した雰囲気が彼からわずかに感じられたが、私はそれには触れないようにした。
彼が私の過去を掘り返そうとしなかったように。
一「ではそろそろ行きますかな。
本丸はとても広いですから」
「はい!」
障子を開けると、ザアッと爽やかな風が吹き込んでくる。
そして私は彼に続いて本丸へと足を踏み出した。
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闇咲吹雪(プロフ) - 面白いです!!あと、江雪兄様は武家の記憶の3番目のマップでドロップした覚えがあります。更新頑張ってください! (2016年6月3日 19時) (レス) id: 39403f3db8 (このIDを非表示/違反報告)
福岡(プロフ) - 海野莉那さん» テストなんて歴史修正主義者が消してしまえばいいんだ…ッ!!((^ω^≡^ω<ギャアアアアアアア (2016年5月15日 12時) (レス) id: 82554bd234 (このIDを非表示/違反報告)
福岡(プロフ) - レンさん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません...!!一応熱は下がったんですが、占ツクへの投稿はテスト期間というのもあり、まだ少し先になりそうです...楽しみにしていただけて、本当に嬉しいです!ありがとうございますm(__)mこれからも頑張ります! (2016年5月15日 12時) (レス) id: 82554bd234 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - 風邪お大事に!(更新楽しみ) (2016年5月12日 17時) (レス) id: 7c60fd923e (このIDを非表示/違反報告)
海野莉那(プロフ) - 福岡さん» もうテストかよ!勉強しろ(できないとわかっている) (2016年5月11日 20時) (レス) id: 15317af7bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:福岡 | 作成日時:2016年5月1日 2時