第佰拾肆話 ページ34
2日後、貴方は別行動をした
勿論許可を取って
今回は外での訓練
1人は寂しいものの、貴方は『よし、やるぞ‼︎』という想いを出す
『みんなの為にも私も頑張らなきゃ!
それに…あの子、、』
頭の中に浮かぶ
彼女のようになりたいと…、貴方はそう想った
反射も体力も…全てにおいてきっと彼女の方が上
同じ女性でも桁が違う
『負けたくないわ。絶対に同じ桁に行って見せるわ!』
「負けたくない」「追いつきたい」その想いを胸に特訓を始める
全集中の呼吸をしながら走ったり、障害物を避けながら走ったり、
もしもの時を備えて刀無しでも動けるようにと…
体全体を使う運動をとにかくした
途中、喉の痛みもあるような気がした
思わず手を喉に置いた
『ヒュッ…』
一瞬呼吸は困難になった気がした
頭の中に焼き付くかのようなあの光景、
喉を締め付ける糸の痛み
肉に食い込む痛み
頸ごと取られるような痛み
痛み痛み痛みイタみ痛み痛み痛ミ痛みイたみ……、、、イタミ
『ッッ』
突如怖くなり始めた貴方
そこにしゃがみ込んでしまう
今まで、こんな想いはしなかった。怖くても立ち向かえた筈なのに…、
『ハァ…、ァッ…ッフゥッッ…』
今はただ呼吸しか出来ない。いや、それすらも儘ならない
震える身体を自分自身の手で抱きこむ
自分に『怖くないよ怖くないよ』聞かせる脳…
だが身体が、精神が…全てが云う事を聞かない
拒否するかのように
『あ"ぁッッ……
父上、お祖父様、お祖母様
母上ッッ』
しばらくはその場で動けなくなった貴方これが所謂、
けして消えることのない傷になりかねない…、いや
もう2度と消える事の出来ない心の傷が…ついてしまった
空はもう夕暮れだった
だが、あなたは気づく事すら出来ない程追い込まれて痛み
?「ハルミ‼︎‼︎」
誰かが貴方の名前を呼び、貴方に近づき顔を見た
炭治郎だ…、心優しい炭治郎がそこにいた。
『炭、治郎ッ君…?』
炭治郎「大丈夫かハルミ‼︎何で泣いてるんだッ!どこか痛いのかッ?
顔も青ざめてるし身体が震えてる!」
そう告げる炭治郎も又、焦っていた
『ご、ごめんった、炭治郎…君。私、私も…よく、よくわからないっ。
で、でも…でもッッッ。全身が震えるッの』
言葉も曖昧で泣きながら云う貴方
今はこうする事しか出来なかった。
435人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Fukumin(プロフ) - ありがとうございます。本当にありがとうございます。少しながらもストーリーどういうふうに書くか考えられましたので、今週中には絶対出せます。応援ありがとうございます!!これからも頑張ります。 (2022年4月26日 20時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - はじめまして。途中から読みました。続き、楽しみにしてます。ゆっくりで構いません。 (2022年4月26日 17時) (レス) @page47 id: 3780771c00 (このIDを非表示/違反報告)
Fukumin(プロフ) - いちごちゃんさん» ありがとうございます。本当に進められなくてすみません!(汗 時間が空いたらすぐに書きますので、その時までお待ちください(_ _) (2021年3月22日 22時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)
いちごちゃん - 続き待っています。楽しみです。 (2021年3月22日 22時) (レス) id: bead9c1855 (このIDを非表示/違反報告)
Fukumin(プロフ) - 桜愛さん» ありがとうございます!頑張って書きますので、今後もよろしくお願いします! (2020年6月8日 6時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ