第佰拾話 ページ30
翌日
善逸「い"ぃいやぁあ"あああ‼‼
これ以上飲めないよぉお!」
朝から響く彼の声
実を言う慣れてしまった貴方
『…』
と苦笑いする貴方
アオイ「毎日毎日同じことを!善逸さんが最も重症なんです!
早く薬飲んで下さい!」
そして半泣きしながら湯呑みを見る
アオイ「全く、炭治郎さんのお薬はそちらです」
少女「どうぞ…」
炭治郎「ありがとう」
そう云い手を取り飲む
炭治郎「うん」
善逸「おぉい!!!」
『ッ‼』
急な声に驚く貴方
善逸「炭治郎の薬は飲みやすいんだろッ?そうだろッ?
俺と違うんだろぉッ?
と子供のように駄々こねるかのような様子
また貴方はその光景を見て苦笑い
(『一体、その声はどこから出ているの…?』)
少女「あの、杠さん」
『…?』
少女「これ…」
『…』
『"ありがとう"』という意味で微笑んであげて、飲む
むせ返りそうになるが、なんとかなった貴方
やはり苦い…、
その後もう1つの薬も飲んだ
善逸「なんでなんでなんでぇえ〜〜‼‼」
炭治郎「善逸、落ち着け‼それにここは病室だ!静かにしろ!」
未だに駄々こねる善逸を見て、少しだけ呆れ顔する貴方
するとあの「文字」が見えた
村田「元気そうだな」
炭治郎「ぁ…、あ!村田さん!」
村田「よ!」
そこには髪の毛がなぜか揺らついている村田がいた
アオイ「では私達は失礼します。善逸さん、きちんと飲むんですよ!!」
善逸「ひぃぃっっ」
『…』
貴方は少女に手を振り、2人は病室から去っていった…
そして村田さんは近くにある椅子に座る
炭治郎「大丈夫だったんですか?」
村田「体が溶ける寸前まで行ったけど、なんとかな。
そっちはだいぶ怪我が重いんだって?」
炭治郎「少し時間が掛かるみたいです」
村田「猪のお前と、杠は喉か…」
「『…、』」
村田「…?どうしたんだ?こいつ?」
炭治郎「色々あって、そっとしておいてください」
『…』
この会話が貴方を癒す
逆に、平和で、楽しく……、いつまでも見ていたいと思うくらいに
善逸「無〜理〜〜‼‼‼」
『ッ⁉』
ふと我に戻った時には、善逸が炭治郎に抱きつき、
そして村田が落ち込んでいる
村田「ハハハ、楽しそうだな。いいなぁ…」
炭治郎「村田さん?」
村田「その那田蜘蛛山の壱件での仔細報告で、中郷会議に呼ばれたんだけど…」
なんとなく察する貴方
大変だったと…、
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Fukumin(プロフ) - ありがとうございます。本当にありがとうございます。少しながらもストーリーどういうふうに書くか考えられましたので、今週中には絶対出せます。応援ありがとうございます!!これからも頑張ります。 (2022年4月26日 20時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - はじめまして。途中から読みました。続き、楽しみにしてます。ゆっくりで構いません。 (2022年4月26日 17時) (レス) @page47 id: 3780771c00 (このIDを非表示/違反報告)
Fukumin(プロフ) - いちごちゃんさん» ありがとうございます。本当に進められなくてすみません!(汗 時間が空いたらすぐに書きますので、その時までお待ちください(_ _) (2021年3月22日 22時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)
いちごちゃん - 続き待っています。楽しみです。 (2021年3月22日 22時) (レス) id: bead9c1855 (このIDを非表示/違反報告)
Fukumin(プロフ) - 桜愛さん» ありがとうございます!頑張って書きますので、今後もよろしくお願いします! (2020年6月8日 6時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)
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