季節の呼吸を持つ少女【鬼滅の刃】第参話

第捌拾肆話 ページ3

何日かだった夜の事…、

痛みはやはりまだ消えない。何より残ると云う話
だが、貴方は覚悟はしていた


『それにしても、危なかった…』


あと少し深かったら脚が動かなくなるという事を考えると
やはり怖くなってしまう。
貴方は『運が善いのか、悪いのか…』と、、

すると隣からまた騒ぐ音がする
『また…？』と少し呆れながらも見れば、
何故か炭治郎、伊之助、善逸の順で追い回している

そして禰豆子の顔は現代語で言うとしょぼん顔になって
3人を見ているのだ…、


『何やってるんです…？』


呆れ顔を通り越した、哀れ顔で3人を見る

『禰豆子ちゃん、教えてもらえる？』
禰豆子「ん！んん！ん〜！」


「善逸」「追いかけられた」「猪頭」「解らない」…


とまぁ、何となく察した貴方


『……善逸さん。また貴方が原因とは…、、
いい加減、静か…して、もらえませんか？えぇ??』


その後2時間をも超える説教が続いた3人であった…

…

数日が経った朝
貴方は3人の部屋へ行き、共に正座する


医者「完治です」


と告げられて、嬉しくなる貴方と笑う炭治郎
2人は「え…？」みたいな顔で見る
医者と老婆が去ったあと、禰豆子も入って5人で話す


『これでまた戦えますね、炭治郎、伊之助、善逸さん』
炭治郎「あぁ、これで戦える!」


などの他愛もない話をする
一方善逸は積んだ花を禰豆子に渡したいと思いながら赤面で渡す
伊之助はただ単に立っている…

すると庭の方の開いていた襖から鎹鴉が飛んできた


松右衛門「北北東！北北東！次ノ場所ハ北北東ォ！
4人は、那田蜘蛛山(・・・・・)ニ行ケ！那田蜘蛛山ニ行ケ！」


『新しい任務…、それにしても聞いた事のない山ですね…』
炭治郎「あぁ…急ごう！行こう！善逸、伊之助、ハルミ！」


貴方は『はい!』と返事する、
伊之助は鼻息を出しながら「よっしゃあ！」と力強く云う
善逸はどこか嫌そうな顔をするが返事はした

貴方は部屋に戻り、浴衣を脱ぎ隊服を着る
そして綺麗に縫って貰った羽織と、背嚢を背負い、部屋から出る

4人は外に出る


炭治郎「では行きます！」
『お世話になりました。お婆様』


と云い3人はお辞儀、伊之助はこちらを見る
やはり習慣がないため、仕方がない

老婆もお辞儀をし、切り火をする

3人は後ろを向き、切り火をして貰った
しかし伊之助はそれを知らない為……、、


伊之助「何すんだッババァッ‼」

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