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大樹「かわいそうに…。
何かこう、皮膚が硬くなる的な鳥の病気なのかもしれん」
そう言って、その鳥を抱きながら「動物病院」へ走った
しかしそこには…
診察 平日 10:00〜19:00
時間 土日祝 10:30〜19:30
と…。
つまり登校前では開いていない事になる
するとそこに、
考えなしだね、ホント〜」
大樹(「杠ッ!?」)
驚きすぎて少し変顔になる
杠「大体こんな彫刻がさ、本物の鳥なわけ無いのに動物病院って、
ばかみたい、恥ずかしい〜…」
そう言うが、杠も少し頬を赤くしていた
大樹「ぬぅ…」
汗ダラダラになる大樹
大樹は思った、
「よりによってこんなマヌケな姿を、1番見られたく無い杠にバッタリ…」
そう思った
しかし、疑問が湧く
大樹「バッタリ…?」
杠を見ると、そこには…
杠「はい、そしてここにもう1人…。
その考えなしの恥ずかしい子がいます、ワォ!」
杠もその鳥の石像を持っていた。どこか頬を赤くして…。
それが可笑しかったのだろうか、嬉しかったのだろうか?
大樹は笑った
杠「何だよ笑うなよ〜、同類でしょ!
2人して完全遅刻だよぉこれ〜!」
大樹「いや、そうだな!」
___
そんな思い出を大樹は心の何処かで考えて歩いて行くと…、
大樹「!杠…」
楠木の場所に着いた
大樹(「見間違う訳もない。何千年経とうが……
生きてたんだな。あの日から、ずっと……」)
楠木はあの時よりもはるかに大きくなっていた
それは長い年月が経った事を表した…
大樹「良くぞ生きてた!でかしたぞ楠木!!
杠が流されて壊れないよう守ってくれたんだな!ずっと…!
…
すまん。俺は守れなかった…。
いや、どっちかっつうと杠に守られたのは俺だ」
そう云いながら地面に正座する
大樹「杠がいたから、生きてられたんだ…、ずっと……。
あの絶望的な暗闇で1人…。
何百年、何千年、ずっと……、
おし!やっと言えるぞ!」
俯いた顔を上げる大樹
大樹「聞いてくれて杠!あの日の続きを!
もう遥か遠い昔の、あの日のッ、続きをッ…」
大樹の頬に流れる涙
ずっと我慢してきたと思われた涙が出てきていた
鼻水を啜り、悲しい顔で言った…
大樹「大好きでしたッ……
何百年もッ、何千年も…ッ」
その声は今までとは違った。たくましい声では無かった
悲しい文字で満ち溢れたかのような…小さな声だった…
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Fukumin(プロフ) - ユラさん» そうなんですよ…!なんかこう…、千空と司がくっ付きそうな雰囲気が…、個人的にそう感じました。そして応援ありがとうございます!これからも頑張りますので、今後もよろしくお願いします!! (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6726d13635 (このIDを非表示/違反報告)
ユラ - 司が仲間になってどんどん物語が進んできますね!更新楽しみです!! (2020年2月21日 16時) (レス) id: 98acb8ec1f (このIDを非表示/違反報告)
海苔飴(プロフ) - 炭酸水。さん» マジすか!楽しみにしてます(●´▽`●) (2020年2月19日 22時) (レス) id: 979a0e34be (このIDを非表示/違反報告)
Fukumin(プロフ) - 炭酸水。さん» させて頂きますッ!(土下座 (2020年2月19日 22時) (レス) id: 6726d13635 (このIDを非表示/違反報告)
炭酸水。 - Fukuminさん» 作品を公開したら是非ともリクエストを!!!私の書く作品で良ければ…! (2020年2月19日 22時) (携帯から) (レス) id: c523e87343 (このIDを非表示/違反報告)
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