化学で世界を救う少女【Dr.STONE】

・ ページ37

『いや、取引きする。
司は話に通じない殺人鬼じゃない。
大樹、アンタとバトった時、言ってたじゃねぇか』


大樹はあの時の事を思い出す…


大樹「‼」
『逆に言やぁ、戦況次第で取り引きの余地は有るって事だ。
火薬武器さえありゃ、優位に立てる』


そう…、火薬武器があればの話…、


(『だが、もしも司と取り引きが決裂したら…、
その時は司を…』)



司(「もしも、千空が既に火薬を完成させていたなら…
その時は千空を…」)


　

　
__殺すしか無い…__


　

2人が思っていることは同じ、最終的には殺すしかない…
だが…、どこか貴方はそれを否定していた…、自分自身を

誰も、殺さず、そのままできる方法を密かに考える

…

3人は温泉の水を汲んで、たった煙を消してる最中
杠が口を開く


杠「千空ちゃん、大樹くん…」


2人は同時に後ろ振り返ると…、そこには
高く立っている…、煙……、


狼煙があった……

杠「司くんっ?」
『いや、逆方向だ。
大体、司がわざわざ居場所を私達に知らせるわけがねぇ』

大樹「じゃあ何だ?山火事か?」
『タイミングが偶然すぎる…、明らかに私達の噴煙に反応して上がった』
杠「じゃあ…」


杠の想像通り…、


『あぁ、唆るぜこれは…。
この石の世界(ストーンワールド)に、私達の他に誰かいる(・・・・)』

大樹「ッ‼人類が、他にっ…?」
杠「ひとまず、完全に火を消さなきゃ‼」
大樹「あっああ!そうだったな」

『いや、待て…。相手から見りゃ今の爆発は、
「火山かも?」っつう話だ。立ち去られる前に更に燃やして合図しねぇと』
大樹「そう言うことか‼」
杠「でもッ、もしも司君が追ってきてたら…」

『ご親切に私達の居場所を知らせるハメになる』


勘という名の非合理的なものが貴方の頭に告げている


選択肢は1つしか無い。
・そのまま狼煙を上げるか
・消して居場所を知らせないか

安全か?それとも未来か?


時間はない…、少しずつと迫ってくる…
そして出た選択肢は…


『付けるぞッ‼狼煙を上げろ‼』


そして大爆発を再びさせる
枝もいえる、だがそれがどれくらいもつか…?


『火薬が尽きちまうッ、燃えるもんじゃんじゃんぶち込めッッ‼‼』


そう言い2人は枝を取るために、走っていく

その間に司はどんどん迫ってくる
そして司は見た…、狼煙を

・→←4…狼煙を上げろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す