化学で世界を救う少女【Dr.STONE】

・(書き直し中) ページ31

『それは体力馬鹿のアンタだけだ、』
大樹「?そうか?、後、千空もキツかったら休んで良いんだぞ?
俺が運んでやる!!」
『それはそれは、随分とおありがたい話だね。でも今は良い…』
大樹「解った!」


すると目の前から桜の花弁が飛んで来る


杠「何か、桜の感じ違うね」
『私達が知ってる桜、"ソメイヨシノ"は自家受粉出来ないからね』
杠「それじゃあ…、」
『ソッコー滅亡しただろうな…』


そこ声は何処か悲しげに感じた…

そしてある頂点に着く
綺麗な景色、緑がいっぱいあり、当然自然豊かだった…


『丁度良い…』


そう言い"何か"を出した


大樹「おっ?何だ千空、それは?」
『六分儀(・・・)…。今日の出から"3万5970秒"…』


杠は驚き「凄い事サラッと言った…」と声に出す


大樹「千空は石化中も1000億秒とか数えてたんだぞ!!
この位朝飯前だ!!」
『何で自分がやったかのような言い方してんだアンタは。
変な奴だな…、いや、元からか…』


と言うと大樹は「どう言う意味だ⁉」と言う、
だがそれすら耳に入らずゴニョゴニョ何かを言う

『精度がゴミ過ぎて話にならない…。
あ"〜ッ、つってもこのゴミしかナビは無いんだ。今ぁ、"鎌倉"辺りか?
正確な緯度経度が知りてぇ…』
大樹「う〜ん、目印になる建物とかないのか?」


と周りを見ながら言う大樹


『鉄筋が腐ってんだぞ、残っちゃいないよ』


そう言った後、杠は何かに気付く
そして向いた方向へ走る
貴方達も杠の後について行き、走る


杠「ぁっ!!あの辺だけ、何故か木とか全然生えてない!!
鎌倉の目印って言えばッ…」


そして目の前に、"あれ"があった


『ハァッハァッ、フフッ…、解ったぞ。
現在地は北緯35度19分、東経139度32分だ!』


そこにはまだ、大仏様が残っていた

多少色も落ち、崩れた場所もあるがほぼ3700年前と変わらない
綺麗で…、そして何処か笑っているように見える大仏様がいたのだ

それを見た杠は眼から涙を出す。
大樹が混乱する中、杠は話した


杠「私、まだッ今日起きたばっかで、何か、全然現実感ないって言うか
でも、この鎌倉の大仏様見たら…ッ、
「ホントに日本だったんだなぁ」って
「ホントに何千年も経っちゃったんだなぁ」って…

お母さんやッお父さんやッッ、みんなの事とか、急にッッ…」


とポロポロ泣き出す杠

それは誰だってそう、
あの日、当然ごく普通の日々を一瞬にして無くなった日…
そんな非現実な事を受け止めるのには、やはり時間は掛かるのだった…、

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