英語が喋れない監督生III

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ジャックは貴方を見た
何も喋らないが、その目はどこか心配をしていた。
そして彼らの方を向く


ケイト「あっはは…カッコ悪いところを見られちゃったねぇ」


バツの悪そうな顔でそういうケイト


デュース「ジャック…だったな。助かった」
ジャック「別に。お前らを助けたわけじゃねぇ」


目をそらして話すジャック
その顔はなんとも言えない曖昧な顔だった


エース「あ〜、めっちゃ泥だらけ。今日のところは寮に戻ろうぜ…」
グリム「俺様も腹が減ったんだゾ」
ケイト「んじゃ、ジャックくん。
オレたち帰るけど、怪我には気をつけるんだよー」

ジャック「お前らに心配される筋合いはねぇっつってんだろ。
さっさと帰れ。


……」


そういったものの、最後目にした時ジャックの顔はどこかおかしかった


『ば、ば〜い』


と手を振り、寮へと戻る
災難しかない1日を振り返りながら…


…


夜


グリム「うぅ〜ん、ムニャムニャ……。
見たかぁ俺様のスーパーショットを…、へへッ、さすが俺様ァ、」

『…グリムうるさいっ』


横で寝言をまぁまぁ大きな声で言うグリム
その声で目が覚める
しばらくは寝れない気がした

致し方なく外に行く。
その際、プカプカ空中で寝ているゴースト3人にあったが、無視した


ガチャッ


『…だいぶ空気が冷たくなってきたなぁ、、』


しみじみと思う中、ふと『いつ帰れるのか』と心のどこか考えた


『あのクロウリーめっ、学園長なんだからさっさとしろっつーの！』


そういった直後…


ガサガサッ


『！？』


音がした
その音の方を見ると…


？「…ん？そこにいるのは誰だ？」
『ゆ、ゆゆゆ幽霊!?』


頭に角を2つ生やした男がそこにいた
耳もよく見ればエルフ耳だ…


？「これは驚いた。お前、人の子か…」
『？』
？「ふむ……。どうやら言葉が伝わってないみたいだな」


そう言うと指を鳴らす


？「これでどうかな？」
『うわぁ！きゅ、急に日本語になった!!』

？「して、人の子よ。
お前はここに住んでいるのか？この館はもう長いこと廃墟だったはず…
1人で静かに過ごせる、僕だけの場所として気に入っていたのだがな」

(『あ、ムッとしてる』)


怖いと思っていた幽霊…？は表情がわかりやすく、
つい思わず可愛いと思ってしまった貴方
そして『自己紹介しないと』と思い自己紹介をする


『えと…この寮の監督生になりました。ユウです。
ところで…お兄さんは誰ですか？』


そう言うと目を大きく開いた

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