【妖怪松】妖怪化してしまった6つ子たち

記憶6 天狐捜索開始 ページ24

ソラ「あの……」

土蜘蛛「なんだ」

ソラ「結局家と神社、なんも綺麗に

してくれないんですか？」

土蜘蛛「……後だ。俺の願望が先だ」

ソラ「むーっ……」



土蜘蛛(可愛い！

この生き物、何属性！？

天使属性？女神属性？

もうなんでも可ーーーーーーー！)



ソラ「天狐なんてここに来てない

はずなんですけど……？」

土蜘蛛「何ぃっ……！？」

ソラ「はい。だっているのは

化け狸、壱果1人。大体、

来る理由がわからないですッ……」

土蜘蛛「…天狐だ。狐だ。

化け狸なら狸だろ？たぬきときつね、

よく一緒にいるイメージがあるんだが」

ソラ「それは土蜘蛛さんの勝手な

想像ですよね！？いるかもですけど…

……じゃ、その天狐の特徴は？」


土蜘蛛「んー、とだな……

よくお酒飲んでて、女子を好む。

赤い浴衣を着て、大きな尻尾が4つ。

メンタル小学生で、どうやら兄弟が

5人くらいいて、6つ子だ。

普段は人間よりの狐の姿で

……そんなところだ。」



ソラ「ふーん、見つかると良いね」

土蜘蛛「お前にも頼んだだろうがッ！」


土蜘蛛(ヤバイ……こんなに可愛い子と

長い間いたら……心臓が持たないって……)





土蜘蛛「昔っからその天狐と腐れ縁って

言うか、俺、おでんの屋台やってんだ。

あいつら6つ子の末っ子の為を思って

Wi-Fiつきのハイブリッドおでん。

で、昨日、長男の天狐が1人で来て……

またツケを払わなかったから

追いかけてたらいなくなって……

急に消えたんだよ。

その日は夜遅かったから一旦寝て、

次の日、つまり今日だ。

探してたらこの神社に……




って訳だ。

わかったな？」

ソラ「ん、んー……わかった。

手当たり次第探していこうか」

土蜘蛛「あぁ。」

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