ヒプノシスマイク-A.R.B-【MAD TRIGGER CREW編】No.1

1章 ページ9

一郎「なぁ、後でまた話を聞いてもいいか？」
『ふぐぁ⁉あ、ぁう…はひぃい…ッ』
一郎「解った。じゃあまたな…」


と言い貴方に頭を一撫でする。
それを見た弟達は「なっ⁉」みたいな顔になり、貴方を睨む

そして一郎達が自分の控え室へと戻る中、
MAD TRIGGER CREWと貴方だけが残る

だが、すぐ様別の人が来る


観客「ぁあ！ねぇねぇ見て！
あそこにいるの"MAD TRIGGER CREW"の3人じゃないっ？」

観客「あッ！ホントだ！
碧棺左馬刻に入間銃兎ッ、それから毒島メイソン理鶯もッ!!」
観客「ウッソ⁉ヤダ本物ッ？」


まだ座っていない観客の人がMAD TRIGGER CREWを見つけた瞬間はしゃぐ


理鶯「いかにも、小官達がヨコハマ・ディビジョン、
"MAD TRIGGER CREW"のメンバーだ」


「「「キャーーー!!!」」」


黄色い歓声、もはや誰もがびっくりすることだろう


左馬刻「理鶯。相手すんな…」
理鶯「小官は訊かれたので答えたまでだが？」


嫌がる左馬刻とどこか天然な理鶯
微笑ましいが貴方にとってはそれは何処か恐怖だろう…


観客「うわぁッホントに本物!!喋ってるぅうッ!!」
観客「かっこいいぃ…!」

左馬刻「神獣扱いじゃねぇかクソがッ…」
銃兎「オルタナティブラップバトの準決勝ともなると、
多少は騒がれるのも仕方ないでしょう」


仕方ないと片付ける銃兎だが、やはり左馬刻は苛立っている


観客「あのぉッ…握手してくださいッ！」
観客「一緒にッ写真撮ってくれませんか？」

左馬刻「うっぜ…」


「する訳ないだろ」みたいな視線で観客を見るが
動揺しない彼女達…、もはや彼女達も凄いのでは…？と密かに思う貴方

すると再びアナウンスが流れる


アナウンス《繰り返し、お客様にご案内申し上げます
ラップバト開始まで、あと30分程になりました。

ご入場手続きがお済みのお客様は、お早めにご着席頂きます様
お願いいたします》


観客「あっ、これ遅くなると締め切られて入れなくなる奴かも…」
観客「えっ⁉それヤバイッ！」
観客「早く行こう！」


そして去る際に「頑張って」だの「応援してます！」だの言って
観客は走って去って行った…


銃兎「はぁ…、やれやれ。
また面倒に巻き絡まない無いうちに、私達も控え室に向かいましょうか」

『ぁそうだ、自分も早く師匠の所へ行かなきゃ、…』


(『話してみたかったけど、怖いしッ諦めよう…』)と思い、
歩こうとした時貴方は声をかけられた…

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