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26.甘えん坊 ページ26

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いつものように夜ご飯を食べて2人でソファーに座りのんびりしていると

晶大が肩にもたれてきた。

晶大が甘えてくるのは練習で疲れた時と眠たい時だけ。

「今日練習は…」

「なかった。」

はい。ですよね。

「眠たい…?」

「まったく。」

ですよね。まだ9時ですもんね。

はてなマークばっかりの私にお構いなく晶大はお腹に顔を埋めている。

普段こんなに素直に甘えてくることなんて少ないから可愛い。

「あい〜」とか言いながら私のお腹に顔をぐりぐりしている。

ちょっと茶色がかったふわふわの髪を撫でてみる。

「ん〜」

気持ちよさそうに眼を細める晶大。

「ふふっ。可愛い。」

不機嫌そうな顔をして急に起き上がる晶大。

「ほらまた可愛いって言う。」

私がことあるごとに可愛いっていうのが不満なのかふくれっ面の晶大。

「可愛いって誉めてるんだよ?笑」

私がそう言っても

「可愛いよりかっこいいがいい。」

そんなことを言う晶大がさらに可愛くて笑っていると

「ほらまた可愛いと思ってる。」

「ごめん、もー言わないから。笑」

と言いながらも笑いがもれてしまう。

さらにふくれっ面になる晶大。

さらに頭をぐりぐりしてくる。

「んーほら。」

両手を広げてあげると飛び込んでくる。

「好き。」

耳元でそんなことを言うものだから私の顔は真っ赤になる。

勝ち誇ったような顔をする晶大。

それが悔しくて軽く触れるキスをすると

予想外だったのか顔を赤くして私の首に顔を埋めてきた。

「それはずるい…」

しばらく2人でじゃれ合っていると晶大が眠くなってきたのか目がとろーんとしている。

私の首元で。

「まって晶大!ここでは寝ないで。」

「んー…」

もう半分夢の世界へ行っている晶大さん。

160センチの私が2メートルもあるしかもバレーボール選手を運べるわけがない。

「おきて!ねるならベッド行こう!」

そう言って必死に起こしてると急に立ち上がってこっちに手を伸ばしてきた。

「手?」

「ベッド行くんでしょ?」

(手繋ぐのね…)

ベッドに行くだけなのに手をつなごうとする晶大。

でっかい体して可愛いなぁと思った夜でした。

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Miii(プロフ) - はじめまして!この小説の続きが読みたいです!良かったらパスワードを教えてもらえませんか? (10月8日 1時) (レス) id: 2dc2c97a9f (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あやか(プロフ) - パスワード教えて下さい!! (2021年8月13日 13時) (レス) id: 6c19d02f23 (このIDを非表示/違反報告)
moe - この小説の続きを読みたいのですが…リクとかパスワードを聞くのとかどこからたずねたらよろしいのでしょうか… (2020年8月13日 11時) (レス) id: ae6b71875c (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - とても面白かったです (2020年8月13日 11時) (レス) id: ae6b71875c (このIDを非表示/違反報告)
shimasano0507(プロフ) - 初めまして、凄くドキドキする作品でした。 (2020年8月10日 17時) (レス) id: e68347c50e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アイク | 作成日時:2016年7月11日 0時

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