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Tatsuya side.









好きだとも言わず、諦めることもせず、そんなどっちつかずの気持ちを抱えながら、俺たちは高校最後の年を迎えた。



最終学年になり、クラス替えはなし。

特段変わったこともなく、相変わらずこの気持ちを燻らせたまま学校では毎日翔太といる。




あー嘘。ちょっと変わったことはあったかな。

毎日のようにくっついてもない2人から聞かされる惚気話を適当に聞き流す術を身につけたこと。



でもたまに余裕のない日もある。







何で俺、相談役みたいになってんだろ。

俺だって好きなのに。

何この状況、しんど。



好きなAのことも、可愛い翔太のことも、急に憎たらしく思うことだってあるのに、何に怯えてんのか全然言い出せそうにない。

何で言い出せないのかも俺にも分かんないからタチが悪い。



こんな接点のなくなった状況でも好きだって気持ちが消えねーの、なかなかやべぇよな。

未練たらしい。



これって俗に言う女々しいってやつかな。

....俺、そんなキャラだったか?





そんなことを思いながら朝食に並んだ食パンを頬張り、ぼーっとしていると母親が俺に声をかけた。









「あんた今年はどっちで誕生日会することにしたの?」









何かと思ったら朝からそんなことを聞いてくる。








....そうか、誕生日会か。

気付いたら合服の季節になっていたし、気付いたら18を迎える時期になっていた。








まだあったか、接点。









母ちゃんのその一言で、鬱々としていた気分がグイッと持ち直す。









「まだ決めてねぇ。多分Aん家じゃね?」


「ちゃんと決めなさいよ。支度するのお母さんなんだからね!」


「へーい」









俺は適当に返事をして軽い足取りで学校に向かった。









「どうせ放課後も翔太と一緒だろうし、先に聞いとくか」









俺はそのまま自分の教室とは逆方向に歩き出し、Aの教室の前で足を止めた。









「A〜」









教室の扉に手をかけて、Aを呼び出す。

彼女はすぐにパッと振り返り、ちょこちょこと廊下まで出てきてくれた。





.

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cleam(プロフ) - 未憂さん» コメントありがとうございます!最後の最後に....えぇ?って感じですよね(涙)深澤くんのハッピーターン(?)楽しんでもらえてよかったです!渡辺くんにはいずれまた素敵な出会いがあることを祈りたいですね( ; ; ) (10月14日 23時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
未憂(プロフ) - ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!読んでて苦しくて『あぁ、これハッピーエンドにならないじゃない、絶対無理じゃない』とか思ってたのに急展開でハッピーエンドきてハッピーターンすぎて(?)胸がぎゅーってなりました。渡辺、君は付き合うまでに時間がかかりすぎだよ。 (10月13日 1時) (レス) @page36 id: 4bebd6c092 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - nanaさん» お読みいただきありがとうございます!なべ担様が深澤くんに肩入れを....!深澤くんの苦しみを感じ取っていただけて嬉しいです( ; ; )たくさん苦しんだ分、深澤くんにはこれからたくさん幸せになってほしいですね( ; ; )! (10月4日 0時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - つばささん» ありがとうございます!自分で書いていて、渡辺くんにあまりに残酷な決断をさせてしまったなと反省しました( ; ; )(自担)でも深澤くんもたくさん頑張ったので、これからたっぷり幸せになってもらいましょう^^最後までお読みいただきありがとうございました! (10月4日 0時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - こんにちは!一気読みさせていただいたのですが、ふっかが切なすぎて涙が止まりませんでした、、、わたしは渡辺担なのですが、今回はもうふっかに肩入れしすぎました(笑) (10月3日 2時) (レス) @page37 id: ee08cea7b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cleam | 作成日時:2021年9月15日 23時

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