好きだからこそ居られない・・【SARU】 (ページ5)

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ｍｉｓｓｉｏｎ５ページ5

「フェイ！」

僕の名前を誰かが呼ぶ。

「天馬！」

それは僕たちのキャプテン、松風天馬だった。

「フェイ！実はさ・・」

天馬は僕の肩に乗っている子を見て驚く。

「ねぇ・・フェイ、その子は？」

正直、僕も・・

「わからない。・・ただ、倒れていたから、そのままにしとくのはと思ってさ・・」

だけど、天馬はそんな僕に笑顔を向けてくれる。

「だったら、お寺で寝かせておいてあげようよ！」

僕も最初はそう思った。

だけど・・

「天馬・・よくみて・・」

「えっ・・？」

天馬は「何?」と僕に聞く。

僕は答えだけを言った。

「この時代の服を着ていない。」

その言葉に天馬はハッとしたように気づいた。

そして、僕たち二人の頭に最悪の状況が浮かび上がったのだった。

・

・

・

「んっ・・」

ここ・・どこだろう・・？

っていうか・・支援者Xがくれたタイムジャンプのブレスレット・・行き先は決まってるって言ってたけど・・行き先は一体どこだったんd・・

私は辺りを見回す。

そこには着物を着た・・

「SARU・・・。」

SARUがいた。

「え・・？さ、さる・・？」

「！！・・」

SARUじゃない！？

私はよくその少年の顔を見た。

よく聞けば声も違う。

だけど・・SARUの先祖か何かよね・・

こんなに似ているんだもの・・

「あ、あの・・私はAって言います。私、どうしてこんなところにいるんですか？」

建物の中にいきなりタイムジャンプ・・はしないよね？

そう思って私は男の子に訪ねた。

「俺は松風天馬！君は倒れてたんだよ。」

「天馬！」

外から天馬君を呼ぶ声が聞こえる。

そして、戸が開く。

今度こそ・・見間違いなはずがない！！

「フェ・・フェイ！！」

私の顔は青ざめていく。

まさか・・こんなところで・・

セカンドステージチルドレンにあってしまうだなんて・・