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あれから数十分
打ち方のコツを教えてもらい、実際に何本か打った後
私はボール拾いの役目を果たしていた。
自主練なので昼間ほどではないが、ひたすら飛んでくるボールをそれはもう拾いまくっていた。まるで馬車馬の如く…
そんなわけで結果として一日中働いた馬車馬は、暑すぎるあまり馬肉ステーキにでもなった気分だった。あ、でも馬刺しの方がいいかな、冷たくて気持ちよさそう……
……………私は何を言っている
まあともかく、すっかり他校の人たちの練習に身を捧げ、且つコート外からいろいろ勉強していたわけなんだけれど
なんとしばらくして体育館に月島が現れたのだ
赤葦「おや」
木兎「おやおや」
黒尾「おやおやおや」
『おやおやおやおや』
4人(A(さん)が乗っかった………!?)
しまった、つい乗っかってしまった
月島「…聞きたいことがあるんですけどいいですか」
どうやら月島は私と同じ考えを持っていたらしく、
必死に部活をやることに疑問があるそうだ
正直似たようなことを考えていたことも驚きだが、
それ以上にその純粋な疑問を他校の先輩に打ち明けていることに結構驚いた。
付き合いが長くないせいか、あまりそういう場面を見たことがなかったから。
たかが部活。
私も中学時代そう思ってやってた。
そしてそんな考えが変わらないまま退部した
木兎「ただの部活って…」
さすがにこの発言は木兎さんも黙ってられないらしく……
木兎「なんか人の名前っぽいな…」
黒尾「おお…タダ・ノブカツ君か…!」
確 か に
黒尾「いや待て、違ぇよ!たかが部活だよ」
木兎「あーそっか!!人名になんねぇ惜しかったー!」
それも確かに……
でもワンチャン行けそうではある…
やばい、めちゃくちゃくだらない
くだらなすぎて笑う
月島「あの、つっこんだ方がいいですか」
赤葦「いいよ、キリがないから」
月島「……あとAさん、笑ってるの思いきりバレてますから」
『…………ま……まじ…か…ふっ……www』
実はツボがめちゃめちゃ浅い私であった
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HaL(プロフ) - #yuyu*☆さん» そう言っていただけて嬉しいです!更新は遅いですが、完結まで書いていくつもりなので何卒…<(_ _)> (3月10日 17時) (レス) @page26 id: 16a74d7f67 (このIDを非表示/違反報告)
#yuyu*☆ - めっちゃ面白かったです!(^O^)続きが気になる...笑 (3月3日 20時) (レス) @page24 id: fa3715230e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HaL | 作成日時:2024年1月9日 0時