＿＿＿＿２７ ページ28
Tatsuya side.
『ママ、げんきないの？』
辰「え？」
『いつもはママがくるのにふざかわくんがきたから。』
子供はすごいな。
大好きなママのことなら離れていても分かっちゃうのかな。
『ママにちかづくわるものはぼくがたおすから！』
辰「そういえばさ、なんで悠斗はヒーローになりたいの？」
『ママをまもりたいから。ぼくのパパがおそらのおほしさまになっちゃったから、わるいやつからママをまもれるのはぼくだけなんだ。だからつよくなりたいの。』
辰「そっか。」
手を繋いで帰る道が薄紫色に染まっていて、なんだか幻想的な感覚に包まれる。
まるで自分がヒーローになったかのような、そんな気分。
辰「それさ、俺も仲間に入れてくんない？」
『なかま？』
辰「うん。ママを守る為の仲間に、俺も入れてほしいんだ。ヒーローって、仲間と協力して悪いやつらから守るでしょ？」
『じゃあふざかわくんは、ブルー？』
辰「うーん、どっちかっていうとパープルかな。」
『ぱーぷるってなに？』
辰「紫色のことだよ。この空みたいな色。これが、ふざかわくんの色。紫だから覚えてね。」
『ふざかわくんは、ぱーぷる。』
辰「うんそう。悠斗は賢いな〜！」
そう言ってわしゃわしゃと頭を撫でた。
『ふざかわくんは、ママのことすきなの？』
辰「え？」
まさか5歳の子供からそんな色恋のワードが上がると思ってなくて思わず聞き返した。
『ふかざわくんがママのことまもってくれるなら、ママのことおよめさんにしてもいいよ。』
辰「いいの？」
『うん！でもぜったい、ママのことなかせちゃダメ！おとことおとこのやくそく！』
そう言って力強く小指を突き出した。
すげぇなぁ。
かっこいいよ悠斗。
さっきまでAさんは泣いていたけど、あれは悲しい涙じゃないからノーカンね。
俺はしゃがみ込んで目線を合わせ、小さな小指に指を絡ませた。
辰「男と男の約束、な。」
必ず幸せにすると、ぎゅっと握った小さな小指に誓った。
.
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llo - ありがとうございます＾＾楽しみにしてます＾＾ (2021年5月1日 23時) (
レス) id: f8f448eb28 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - lloさん» お返事遅くなりました....！ありがとうございます＾＾出来たらお知らせしますね◎ (2021年4月28日 20時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
llo - cleamさん» お返事ありがとうございます＾＾え！いんですか！お忙しいのにありがとうございます！楽しみに待ってます＾＾ (2021年4月23日 20時) (レス) id: f8f448eb28 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - lloさん» コメントありがとうございます！実際に同じ立場の方に読んでいただけて光栄です（ ; ; ）リクエストもありがとうございます＾＾ただいま順次リクエストを進めておりますので、お時間いただきますがそれでも宜しいでしょうか....？ (2021年4月14日 21時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
llo - 私自身シングルマザーでとても親近感が湧くお話しでした！相手もいないのでふっかみたいな人がパパならな〜と思って読みました（笑）またシングルマザー系とかパパになるSnowManのお話し見てみたいです！ (2021年4月12日 21時) (レス) id: f8f448eb28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年1月16日 22時
