＿＿＿＿２５ ページ26
Tatsuya side.
苦しそうな顔をした彼女は、シンプルな封筒に入った手紙を俺に差し出した。
辰「手紙？」
「うん。旦那の部屋から出てきたの。」
俺は、すぐにその手紙に目を通した。
文を見ているだけで分かる。
旦那さんが2人のことをどれだけ愛していたのかが。
辰「....ごめん、ちょっとさっきの言葉撤回する。」
「え？」
辰「2人を幸せにしたいって気持ちは旦那さんに負けないって言ったけど、やっぱり違った。��負けない��じゃなくて、��同じくらい��そう思ってる。」
彼女は堪えるように下唇を噛んだ。
辰「だからさ、これからも側にいさせてよ。」
彼女は大きな瞳に涙を溜めて、コクリと頷いた。
辰「また泣く〜本当はこんなに泣き虫だったんだね。」
「別に、泣き虫じゃないもん、」
辰「今まで1人でよく頑張ったね。」
「う〜〜〜深澤くんが泣かせる〜〜〜」
辰「うんうん、そうだね〜俺が悪いね。」
彼女をふわりと優しく抱き締めると、何かから解放されたように力を緩めて俺に身体を預けた。
彼女の体温を、これだけ近くに感じたのは初めてだった。
愛おしさと、幸せな気持ちが溢れて仕方がないんだ。
辰「ねぇ、Aさん。今日さ、俺が悠斗のお迎え行こっか？」
「え、でも、」
辰「そんな顔で迎えに行ったら悠斗が心配するよ。大丈夫。真っ直ぐ帰ってくるからさ。
だから帰ってくるまでに目、マシにしときなよ。」
そう言うと彼女は小さく、ありがと、と呟き、すぐに保育園に電話をかけた。
「身分証とか必要だけどいいの？大丈夫？」
辰「大丈夫。俺、奇しくも免許持ってないからね。それに同姓同名なんていくらでもいるよ。」
そうして俺は、Aさんから預かった必要書類を持って保育園へ向かった。
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llo - ありがとうございます＾＾楽しみにしてます＾＾ (2021年5月1日 23時) (
レス) id: f8f448eb28 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - lloさん» お返事遅くなりました....！ありがとうございます＾＾出来たらお知らせしますね◎ (2021年4月28日 20時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
llo - cleamさん» お返事ありがとうございます＾＾え！いんですか！お忙しいのにありがとうございます！楽しみに待ってます＾＾ (2021年4月23日 20時) (レス) id: f8f448eb28 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - lloさん» コメントありがとうございます！実際に同じ立場の方に読んでいただけて光栄です（ ; ; ）リクエストもありがとうございます＾＾ただいま順次リクエストを進めておりますので、お時間いただきますがそれでも宜しいでしょうか....？ (2021年4月14日 21時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
llo - 私自身シングルマザーでとても親近感が湧くお話しでした！相手もいないのでふっかみたいな人がパパならな〜と思って読みました（笑）またシングルマザー系とかパパになるSnowManのお話し見てみたいです！ (2021年4月12日 21時) (レス) id: f8f448eb28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年1月16日 22時
