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エンデヴァーさんは確かに、良い親ではなかったのかもしれない。
でも、ヒーローとして活動する姿の中には私も見習うべきような今まで積み上げて来た努力があった。決して悪い人ではないのだ。ただ、不器用なだけ。不器用で片づけられる過去ではないが。
ヒーローとしてのエンデヴァーは凄い。それだけは胸を張って言える事だと思う。
『ヒーローにこんなこと思う時が来るなんてね...。ホークスさん。私ちょっとあっち行ってきますね。』
ホークス「えっちょっと！！」
今はエンデヴァーさんの頭上にテレビ中継のヘリがいるため迂闊には動けない。後々面倒なことになるのは目に見えている。雄英の面でも家の面でも、だ。今ならエンデヴァーさんは脳無によって絶賛瓦礫に突っ込んでおり死角がある。
『これを機にエンデヴァーさんに借りつくっとこー。
エンデヴァーさん。大丈夫ですか。生きてます？？？』
エン「ぬかせ。これしきの事なんともない。」
『いや、顔面の半分から血流して何言ってんですか。』
エンデヴァーさんは瓦礫に背中を預けたままこちらを向かず答えた。なんとか意識もあり冗談を言える元気はあるそうだ。エンデヴァーさんの弱点の体温を出来るだけ下げ、顔は止血を、肩などの身体の傷は出来るだけ治す。テレビにも映らないように力を抑えながら行う為少し時間が掛かる。
『貴方の個性の事は焦凍君から聞いてます。先ほどから連発していた赫灼熱拳、アレで体温が上がるんですよね。アレがまああと2発ぐらいは満足に出せる様に体温調節しときました。全身の傷も止血と出来る限りの治療もしてます。テレビとかいるんで、めんどくさいので目立たないようにここから離れます。』
エン「...すまん。」
『...いえ。出来る限りのサポートは私とホークスさんに任せてください。では。』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
(NOside)
キャスター「突如として現れた一人の敵が、街を蹂躙しております！ハッキリと確認できませんが“改人脳無”も多数出現しているとの情報が＿＿＿＿現在ヒーローたちが交戦・避難誘導中！しかし一早く対応したエンデヴァー氏は＿＿＿＿
この光景、嫌でも思い出される3か月前の悪夢＿＿＿＿...。」
賑やかな街がたった一人の敵の出現により想像を絶する姿に変わり果てた姿、遠目ではあるが現NO.1ヒーローのエンデヴァーが瓦礫の間から身をよじるように動いている姿がテレビに映る。
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すぴの〜ね＠Spinone_urtk(プロフ) - 歌詞の無断転載は禁止されています。注意して下さい。そして、そのページを消して下さい。 (2022年11月28日 16時) (
レス) @page11 id: b5e15e9d1b (このIDを非表示/違反報告)
静江(プロフ) - いつも応援しております。ちなみに今年は2022年です。ページ42のご挨拶，最後だけタイムスリップしてますよ〜 (2022年10月29日 20時) (レス) @page42 id: 5c1a2b17b4 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - この小説を初期の頃から楽しん出ました。素敵な作品をありがとうございます。続編待ってます！ (2022年10月28日 6時) (レス) id: c0ee422ad8 (このIDを非表示/違反報告)
じゃむず - いつも楽しんで読ませていただいています！間違っていたら申し訳ないのですが、いちばん新しい話数が232から234に飛んでいませんでしょうか？次の更新も楽しみに待ってます！ (2022年10月5日 22時) (レス) @page34 id: 5833a3fe00 (このIDを非表示/違反報告)
響 - 一から全て読みました〜！めちゃくちゃ好みでやばいです（語彙力 続き待ってます！(*^▽^*) (2022年8月20日 13時) (レス) id: 7a8a43bff9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなな | 作成日時：2022年3月28日 21時
