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緑谷side
結局その日の授業は皆どこか上の空で、相澤先生に叱られた。それでも皆の調子は戻らず、話し合って来いと午後からの2時限寮に戻れと言われて皆寮に帰った。
共有スペースの机の上に白い封筒が置いてあり、《五条A》と書いてあった。裏面には1Aの皆へと書かれていた。代表して八百万さんが手紙の内容を呼んでくれた。
＿＿＿＿＿＿＿
雄英高校1年A組の皆さんへ。
この手紙が届いている頃には私はもう雄英を辞めたころですね。やっと辞められて精々してるよ。ずっと貴方たちと一緒の空間にいることが辛かった。夏休み明けに見せたのが本性だと思ったでしょう。そんなわけないでしょ？いい子を演じていたのにも気づかなかったでしょ？それで本当に仲間って言えんの？私はそうは思わないから。
ちょうど任務の終了を上が言ってくれたから私は高専に帰るね。最悪な数か月をどうもありがとう。おかげで特級呪術師では取れない休暇をとれたことだけは良かったことだから感謝してるわ。
じゃあ、二度と会うことは無いから。さようなら。
＿＿＿＿＿＿＿
八百万さんは呼んでいる途中で涙ぐみながらも最後まで呼んでくれた。他の女子達も怒りを隠しきれない。僕たちが心配していた五条さんは、本心でいてくれているんだと思っていた五条さんは実は演技だなんて気づきもしなかった。
上鳴「あいつこんなこと思ってたのかよ...！」
峰田「信じられねえ...！！」
皆が怒りを露わにしている中、かっちゃんと轟君、切島君は何かを考え込んでいた。
飯田「...。皆。五条君は既にここを辞めて、高専に帰ったんだ。彼女もこう言っているが。皆はどう思う？」
飯田君がなんとか皆が気負わないように言ってくれたが、皆の空気は重い。そんな中切島君、かっちゃん、轟君が口を開いた。
切島「詳しくは言えねえけど、インターン中に会った最近の五条は、こんなこと言う奴じゃねぇ気がする...。あいつ、大きなヤマ片づけるって言ってたし。」
爆豪「あいつ、本当に俺らの事なんも思ってなかったらわざわざこんな紙切れ置いていくかよ。」
轟「...あいつはいい子を演じていたって言ってるが、本当に性格が悪いならこういうのは直接言ってくると思う。直接言えないけど、何か言いたかった、そんな気がする。自ら俺たちを遠ざけているような...。」
五条さんが来てから早数か月。確かに三人が言うようにこんなことを本心でいう子じゃないなんて分かってる。
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ふらん - すごく面白いです！q(≧▽≦q) (2022年3月31日 23時) (
レス) @page29 id: 42c7e56832 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - 続編楽しみすぎます！！！素敵なお話をいつもありがとうございます！！！ (2021年12月21日 21時) (レス) @page42 id: c0bda5c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
るぅた(プロフ) - 続編楽しみです!これからもずっと応援してまーすo(｀ω´ )o (2021年12月20日 21時) (レス) @page42 id: 54ac1ac5aa (このIDを非表示/違反報告)
冷燈（れいひ） - いきなりですが、アオハルかよ!!!轟かっけぇ (2021年12月20日 3時) (レス) @page40 id: d89adcd8f7 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - 待ってましたっっ！！！更新ありがとうございますーーー！！！！ (2021年12月17日 0時) (レス) @page32 id: c0bda5c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなな | 作成日時：2021年10月24日 19時
