『お、お、これはキたのでは...』「お前割と腐男子要素あるよな」 ページ40
哀ちゃんside
「私が好きなのは、宮野志保。貴方だよ」
彼女は微笑みながら、ゆっくりと、私の名前を言った。
頭が働かない。
いきなりのことで頭が追い付いてないのだ。
哀「華乃さん...」
やっとのことで口にしたのがこれだ。
私が混乱していると、華乃さんは困ったように笑った。
「やっぱりそうなるよね。いいよ、返事が遅くなっても、...フッてくれても」
そう言う華乃さんの瞳は、まだ現実味を感じることができていない私の顔を映していた。
「ごめんね、いきなり変なこと言っちゃって！さ、帰ろ！」
ﾊﾟｯと態度を変えて、華乃さんは私の手を引く。
それでも動かない私に、華乃さんは不思議そうな顔をしている。
哀「...そんなこと言わないで」
「え...？」
華乃さんは私の手をはなし、小さく「ごめん...」と呟いた。
違うの。
そんな顔をさせたいわけじゃないの。
私は...
哀「私だって、貴方のこと好きよ。もちろん、貴方と同じ意味で」
「...へ？」
華乃さんは、ポカンとした顔を向ける。
哀「私はずっと貴方が好き。助けてくれたあの日から。貴方がいたから、私はまだ生きてる。貴方は私の恩人だって、それだけだって思ってた」
華乃さんは、まだ頭が追い付いていないようで、混乱しているような表情をする。
哀「貴方がキッドに口説かれてたとき、すごくイライラしたの。私の方が、華乃さんのこと好きなのにって。...そこで改めて、私は貴方が好きなんだってわかった」
だから、
哀「そんな泣きそうな顔、しないで」
気付けば、華乃さんの目は潤んでいた。
瞬きをしてしまえば、もう涙が流れるんじゃないかという程。
「違うの。うれ、しくてｯ...！」
そのままなきくずれてしまった華乃さんを抱き締める。
こうしてる時間が、どうしようもなく幸せで。
ずっと好きだった貴方と一緒にいることができて。
「ありがとｯ、大好きだよ、志保ちゃん...！」
そう言って笑顔を向ける貴方がとても可愛らしくて。
＿＿＿＿＿＿＿ええ、私もよ。
つられて私も笑ってしまった。
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トマト校長 - 哀ちゃんが可愛すぎて(。∀°)じらず (2018年8月9日 20時) (
レス) id: 78c308c6c1 (このIDを非表示/違反報告)
レタス教頭(プロフ) - トマト校長さん» 暴走してますね、哀ちゃんもっとご出演させるつもりなので頑張りますね！ (2018年6月29日 23時) (レス) id: 3360268b16 (このIDを非表示/違反報告)
トマト校長 - (哀ちゃん) (2018年6月29日 22時) (レス) id: 78c308c6c1 (このIDを非表示/違反報告)
トマト校長 - うあああああぁぁぁぁぁうぃちぃやあああぁぁぁぁぁぁん！！！！ (2018年6月29日 22時) (レス) id: 78c308c6c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきくん(プロフ) - トマト校長さん» 草ですか笑笑 笑っていただけてよかったです笑 み◯をネタはたまに出てくるかもです(主に女主ちゃんの方に)笑笑 (2018年6月2日 23時) (レス) id: 3360268b16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レタス教頭 | 作成日時：2018年6月1日 19時
