92・暴力反対！！ ページ48
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引き寄せられる勢いのまま、地面に叩きつけられる。肺から空気が無理矢理出されたようで、噎せてしまった。
相変わらず、体格の割に動きが速い。
『ッ、、ぅ』
「オマエに邪魔されては厄介だからな」
どの口が。私に負けるなんて下手は打たないでしょうに。
『っ、暴力反対！』
「…オマエは何を言ってるんだ？」
どの口がー！！このパイナップルめ！！
私の下手くそ過ぎる時間稼ぎは当然役に立たず、先輩は恵に目を向けた。と、いうか野薔薇は？大丈夫か？
『いてて、』
痛む身体で立ち上がる。揉め事は避けたいから術式は…でも正当防衛ならちょっとくらい…と思った瞬間。
また、東堂先輩に首を取られた。
『えっ？恵は、』
彼がやられるには速すぎる＿いだだだだ！首締まってる！殺す気か？！
『先輩！やめてくださいって！』
「術式で止めればいいだろう」
『問題行動ですよ！！』
大体、私は高専に未登録の呪霊を沢山取り込んでる。それらは私の戦力だ。夜鎮家当主に勝つ為の。ここで出したら未登録とバレてしまうのに、その戦力をわざわざ上に教えてやるわけない。
それに、並大抵の呪霊じゃ彼に敵わない。
「オマエのそういう所に、やる気を感じられんと言ってるんだ」
『別にっ、いいでしょう！ほっといてくださいよ！』
「暴れるな。オマエに乱暴したいわけじゃない」
『ど、どの口が？！』
もう既に乱暴されてますが。びっくりしてしまった。
しかしながら、私を片腕で捕まえながら恵に応戦できる器用さ、そして強さ…まずいな、恵はもうボロボロだ。
恵の蝦蟇が先輩の動きを止める。が、私の首は離さなかったし、蝦蟇の舌も直ぐにちぎられた。
「やる気がまるで感じられん」
「…下手に出てりゃ偉そうに」
首が一層締まって、息苦しい。馬鹿力、と内心罵る。
「そこまで言うなら、やってやるよ」
禍々しい恵の呪力に東堂先輩が身構えた。それから霞む視界に映った、先輩方の姿に少し頬が緩む。
「動くな」
「何、やってんのー！！！」
呪言によってガチッと固まった東堂先輩の顔面に、パンダ先輩の拳が決まった。体制を崩した彼から、私はやっと首を解放される。
先輩方、なんて頼もしい登場。真希先輩は野薔薇の方かな。
彼等の登場に、一気に安心した気がした。
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藤宮(プロフ) - 43 −ヨミ−さん» 初めまして。えっ…めちゃくちゃ嬉しいんだが？！？！私がこだわってる所に気付いてくださって…どうしよう嬉しい！ありがとうございます！頑張ります！ (2021年11月19日 11時) (
レス) id: 9fd58b0bd3 (このIDを非表示/違反報告)
43 −ヨミ−(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。物語の展開や設定、キャラ間でのそれぞれの感情とか滅茶苦茶素敵でした…！！本当に魅力的で、思わず見入ってしまいました´`* 応援しております、土主様の無理の無い範囲で更新頑張って下さいませ…！！ (2021年11月19日 1時) (レス) id: 1d67640196 (このIDを非表示/違反報告)
藤宮(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして。う〜〜んオチはすっっごく迷ってるところでして…ご意見聞けて良かったです！ありがとうございます！！頑張ります！ (2021年10月10日 21時) (レス) id: 9fd58b0bd3 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年10月6日 10時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
藤宮(プロフ) - 通りすがりの誰かさん» わざわざ応援してくださりありがとうございます!!嬉しいです。任命式、無事に成功しました〜！！ (2021年1月6日 0時) (レス) id: c231945d30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤宮 | 作成日時：2020年10月28日 20時
