雅 -miyabi- 第3章 (ページ27)

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＜あれから…②＞

プレゼントを見てみると
入浴剤セットやパックなどの
美容系は少女時代やf(x)から

BoAオンニからは
以前から欲しいと言っていた
ミラーレスカメラ

Super Juniorのみんなからは
帽子や鞄

東方神起からは服やアクセサリー

更には、イスマン先生からは
最新機種のマイク

カンタオッパからは
韓服がプレゼントとして届いていた

そして、EXOからは
服と何やら小さな紙袋が入っていた

紙袋には
ジュンミョン、ミンソク、イーシンより
と書かれていて
思わず手に取ってみた

中を見ると、祖母の位牌と
仏壇に飾っていた写真が入っていて

私の小さい頃の写真や
ジュヒョンとの写真もあった

思わず玄関を飛び出し
隣の部屋のインターフォンを鳴らす

JM『…はい？』

『ジュンミョン！ありがとうね！』

玄関を開けてジュンミョンが
出てきたと同時に抱きついた

JM『！？ヌ、ヌナ！？』

突然の展開に驚くジュンミョン

その声を聞いて
ミンソクとイーシンが
顔をのぞかせた

XM『ジュンミョン、何やってるの…？』

LY『あ、ヌナだぁ～
プレゼント見てくれた～？』

『三人ともありがとう！すっごく嬉しいよ』

もうないと思っていた物を
探してくれた三人に感謝しかない

XM『ヌナ、コーヒー飲んでく？
ちょうど入れてたんだけど
寝れなくなるかな？』

立ち話もなんだからさ…と
ミンソクが誘ってくれた

『大丈夫、いただこうかな』

そうして、EXOの宿舎にお邪魔した

四人で他愛のない話をしていると
他のメンバーが部屋から出てきた

SE『あ、ヌナがいる！』

『さっき、プレゼント見たよ
みんな、ありがとう！』

BK『ヌナ、これもあげる！』

さっき入れ忘れちゃって…と
ヒョンが渡してくれたのは腕時計だった

『ヒョン…これどこで…』

その腕時計は、
ジュヒョンとお揃いだった腕時計

火事でなくなっていたと
思っていた物だった

BK『この間、買い物してた時に
たまたま見つけたんだ』

『…っありがとう、大事にする！』

ヒョンもみんなも
私のために探し回ってくれたんだと思うと
それがとても嬉しかった

みんなのおかげで
最高の誕生日になったよ

そして、素敵な誕生日から数か月…

『さ、今日も頑張りますか』

私は、雅のカーテンを開けて
開店準備にとりかかった