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北山と真面目に話してから
俺は何にもとらわれず
北山に自分の気持ちを
伝えられるようになった。

北山にそばにいてほしくて
眠っていた北山を起こした。

北山は起こされたのに笑ってくれたんだ。

北山がずっといるからって
言ってくれて安心して
眠ることができたんだけど
少ししてまた起きてしまった。

手には北山の温もりがある。
ずっと繋いでいてくれたんだ。

それはすごく嬉しかったけど…。

寒い。
頭が痛い。
体も痛い。
なんか、苦しいし…。

目を開けると北山と目が合った。

えっ?
起きててくれたの?

どこまで優しいんだよ。

ki「寒い?」

北山は感じ取ってくれたのか
そう聞いてきた。

俺が頷くと北山が立ち上がろうとした。

やだ。
瞬時にそう思った俺は
力の入らない手で精一杯
北山を引っ張った。

「行かないで。」

北山は一瞬驚いた顔をしたけど
すぐに笑顔を見せてくれた。

ki「大丈夫。布団とるだけだから。」

北山が押し入れを指差した。

「それ、とって。」

この手を離すのがどうしても嫌で
北山の足のほうにぐしゃぐしゃになっていた
タオルケットを指差した。

ki「これだけでいいの?寒いよ?」

「うん。」

ki「はいはい笑」

北山は足で器用にタオルケットをとって
俺にかけてくれた。

ki「ほんとに大丈夫?」

北山も見てわかったのかな。

やっぱりタオルケットだけじゃ寒くて。
それでも、なんか北山の手を
離したくなくて。

辛くて北山に縋りたくて
繋いでいない方の手を
北山に向かって伸ばす。

ki「うん。大丈夫。いるよ。」

北山は俺の伸ばした手を優しく包んで
元の場所に戻すと肩をさすってくれた。

「北山…。」

ki「ん?」

「…北山。」

ki「うん。大丈夫だから。」

北山は何度も何度も俺の呼びかけに
優しく大丈夫って言ってくれた。

ki→←ki



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みつらーぶ(プロフ) - えりおんさん» 更新しました!藤北愛感じていただけて嬉しいです!ありがとうございます♪ (2014年8月2日 0時) (レス) id: 41e2761127 (このIDを非表示/違反報告)
みつらーぶ(プロフ) - ゆきさん» そう言っていただけて本当に嬉しいです!ありがとうございます!2のほうでもそう思っていただけるようにがんばりますね! (2014年8月2日 0時) (レス) id: 41e2761127 (このIDを非表示/違反報告)
みつらーぶ(プロフ) - まりぶさん» たくさんのコメントありがとうございました!すごく頑張る力になっていました!文章力も表現力もまだまだな私ですが、これからも頑張るので引き続き読んでいただけたら嬉しいです! (2014年8月2日 0時) (レス) id: 41e2761127 (このIDを非表示/違反報告)
みつらーぶ(プロフ) - みおみおさん» ここまで読んて下さり本当にありがとうございます!みおみおさんに読んでいただけてすごくすごく嬉しかったです!続きも頑張っていきます! (2014年8月2日 0時) (レス) id: 41e2761127 (このIDを非表示/違反報告)
えりおん - 藤北愛が感じられてとてもほっこりします(●´ω`●)更新宜しくお願いします!!! (2014年8月2日 0時) (レス) id: a68e2fe5e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みつらーぶ | 作成日時:2014年7月21日 2時

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