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ki ページ33

ki


なんか、眠れないし。


藤ヶ谷が俺を心配してくれるのは
嬉しいことかもしれないけど
こんな時くらい自分のことだけ考えろよって
思ってしまう。

あいつはいつも兄貴な感じで。
確かにほんとに兄貴だし、
一人っ子の俺にはわかんねぇのかもだけどさ。


もっと頼れよ。
弱さもかっこ悪いところも見せろよ。

たまにそう思う時がある。

俺は気づいてるからな。
お前がきついって感じてるとき。

とか思ってたら、余計眠れなくて
まぁ、単に俺はあいつに頼ってほしくて。



あいつ大丈夫かな...。
心配で眠気は襲って来なかった。

そしてら、寝室のドアがあいた。

え?藤ヶ谷?
トイレかな。

俺があわてて駆け寄ると
藤ヶ谷が体制を崩した。


「あぶねっ。大丈夫?」

俺がそう聞くと藤ヶ谷は抱きついてきた。

f「ぐらぐらする...。」

目眩がすんのかなって思って
俺は背中をさすった。


少しして落ち着いたのか
藤ヶ谷が顔をあげた。

f「ごめん。」

そして、申し訳なさそうに呟いた。

「何が?」


謝んなよ。
って思ったらちょっと冷たい声が出た。

別に怒ってるとかじゃなくて。


ki「てか、どうした?トイレ?」

藤ヶ谷が黙ってしまったから
優しく聞くと藤ヶ谷はゆっくり頷いた。


俺は藤ヶ谷を支えてトイレに連れて行った。

外で待っていると少しして出てきた藤ヶ谷。


「大丈夫?」

なんか、驚いたような
不思議そうな顔をしているから聞くと

f「さっきまでずっと気持ち悪かったのに
 北山と一緒にいたら治っちゃった。」

とか、急にかわいいことを言ってきた。

てか、気持ち悪かったのかよ。
やっぱり1人にするんじゃなかった。

携帯鳴らしてって言ったのに。


そう思いつつも、藤ヶ谷を寝室に連れて行く。


藤ヶ谷をベッドに寝せて
俺も床に座ってベッドに寄りかかった。

f「寝ないの?」

寝ろって言われると思ったのに
藤ヶ谷からは少し不安そうな声。

「もう眠くないから平気。」

藤ヶ谷が心配で眠れねぇんだよって思ったけど
それは秘密。


f「よかった。北山があっち行っちゃったら
 俺も眠れなかったし。」

はぁーー。
ため息が出そうになった。

f→←f



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みつらーぶ(プロフ) - えりおんさん» 更新しました!藤北愛感じていただけて嬉しいです!ありがとうございます♪ (2014年8月2日 0時) (レス) id: 41e2761127 (このIDを非表示/違反報告)
みつらーぶ(プロフ) - ゆきさん» そう言っていただけて本当に嬉しいです!ありがとうございます!2のほうでもそう思っていただけるようにがんばりますね! (2014年8月2日 0時) (レス) id: 41e2761127 (このIDを非表示/違反報告)
みつらーぶ(プロフ) - まりぶさん» たくさんのコメントありがとうございました!すごく頑張る力になっていました!文章力も表現力もまだまだな私ですが、これからも頑張るので引き続き読んでいただけたら嬉しいです! (2014年8月2日 0時) (レス) id: 41e2761127 (このIDを非表示/違反報告)
みつらーぶ(プロフ) - みおみおさん» ここまで読んて下さり本当にありがとうございます!みおみおさんに読んでいただけてすごくすごく嬉しかったです!続きも頑張っていきます! (2014年8月2日 0時) (レス) id: 41e2761127 (このIDを非表示/違反報告)
えりおん - 藤北愛が感じられてとてもほっこりします(●´ω`●)更新宜しくお願いします!!! (2014年8月2日 0時) (レス) id: a68e2fe5e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みつらーぶ | 作成日時:2014年7月21日 2時

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