心はいつも**藤北

ki ページ17

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藤ヶ谷がふざけて楽しそうに笑うから
少し安心した。

最近2人っきりで話すこととかなくて
なんか照れる。

やっぱ、家族であり相方であり
藤ヶ谷は唯一無二の存在。

ずっと一緒にいるからこそ
照れくさく感じることが多々ある。



「お熱は何度になりましたかー？笑。」

f「わかりませーん笑。」

「はかってくださーい笑。」

f「えー笑。」

「えーじゃなくて笑。」

f「北山くんやってくださーい笑。」

「えっ笑。」

f「えっ？♡笑。」


男2人で気持ち悪いな、俺ら(笑)
でも、全然嫌じゃなくて。

クリエの時を思い出したりして。



「はーい笑。」

俺が体温計は手にすると
さすがにそれは恥ずかしすぎるみたいで
藤ヶ谷自ら自分の腕にはさんだ。


ピピっ。

「何度？」

f「37.2。」

「ほんとに？」

藤ヶ谷の手から体温計を奪い取って見ると
ほんとに37.2だった。


「大丈夫？」

まだ少しだるそうで
楽しそうに話していても心配になる。

f「さっきに比べたら余裕。
　そろそろ次の仕事だよな。」



藤ヶ谷が起き上がろうとするから
背中に手を持っていくと

「「あっ笑。」」

藤ヶ谷は衣装のままだった。

「ごめん。衣装はぬがせらんなかったわ笑。」

f「俺も今気付いた笑。」

一応上のジャケットは脱がせたけどね。
楽屋から藤ヶ谷の私服も持ってきたし。



さーて、着替えて雑誌の撮影行きますか。

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