嫌いが好きになる瞬間 【F,Kyosuke】

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Aside








京介「ねぇ」







A「え？」







藤牧京介が私に話しかけた…？え？？








京介「なに？」








A「あぁごめん、何？」








珍しすぎて固まっちゃって、ちょっと嫌そうな藤牧京介。レアすぎるのが悪いじゃんね。







京介「瑠花さん、大丈夫そうなの？」







A「はぁぃぇ…？？」







自分の喉から出たとは思えないほどの不思議な声が出た笑







藤牧京介って瑠花さんって呼んでんの！？







それに気づいたのも今更だけど、笑







A「藤牧京介って心配って言葉頭の中にあるんだ……！？」








京介「馬鹿なの？」








ガチトーンで言われたけどまぁ気にしない。








京介「で？どうなの？」








やけに今日はグイグイくるなぁ。何があったのか心配になるんだけど。








A「別に大丈夫そうだよ笑 今日湿布して来てたから｣







京介「ふーん、良かった」







反応薄いなぁとか思いつつ、ひとつの疑問が頭に浮かんだ。







A「なんでそんなに瑠花のこと心配してるの？
藤牧くんが怪我させたとかだったらキレていい？ 」







京介「俺なわけないでしょ。ただ階段から転んだみたいだからさすがに心配なわけ。」






階段だと……！？それは藤牧京介も心配するかもしれない。






A「え？階段？聞いてないんですけど」







まぁわざわざ言うもんじゃないか。






京介「まぁそういうことだから。」







そう言ってすぐにどこか言ってしまった藤牧京介。







階段ならそりゃ心配になるわな。








でもあんまりそれで重症じゃないみたいでよかった。

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