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Aside



…何か私、硝子に笑われてない…?

気のせい?凄い爆笑されてるんだけど…


「最高に面白い」と言う硝子に対し、『…そっか』と苦笑いを貼り付けて言った。


「__あれ、てか夏油は?」


『んー。もうすぐ来ると思う…



…あ、来た』


噂をすれば本人登場、というやつだろうか。

私がそう呟けば、傑は小さく手を掲げて此方に歩み寄ってきた。


「おはよう、硝子。…待たせてしまってすまないね」


「別にぃ。気にしてないから大丈夫」


悪戯っぽい笑みを浮かべ、此方と傑を交互に見やる硝子。


その表情に何が隠されているのか分からなかったが、良からぬ事であるのは察した。


『す、傑も揃ったし、練習、始めない?』


「ん、了解」
「そうだね」


__こうして始まった体術の練習だったが、その輪に入らない悟の姿があった。


『…悟は、大丈夫なの…?』


「あー、五条今なんか眠いみたい」


『…そっか』







体術の練習も前半を終え、休憩時間に差し掛かった所。



『疲れたー!!


あ、そだ。私、飲み物買ってくるけど、何が良い?』


「お、さんきゅ。じゃ、私は麦茶」


一先ず硝子にそう聞いてから、二人にも何が飲みたいかを聞きに行った。


『傑、飲み物買いに行くんだけど、何飲みたい?』


「良いのかい?…じゃあ、スポーツドリンクをお願いするよ」


『了解!』と威勢の良い声で親指を立て、笑みを浮かべる。


__後は悟…

「眠い」と硝子から聞いていたが、話し掛けて大丈夫だろうか。

そして昨日の事もあって、実は悟と顔を合わせるのが気まずい。



…でも、そんな事を気にしているのは私だけかもしれない。__きっとそうだ。


だから私は、木陰で涼む悟に歩を進めた。


『さっ、悟!

何か飲み物買ってくるけど、何が良い…?』


勢い余って声は上擦り、やけに片言。

これじゃあ、バレバレじゃん。
また恥ずかしい思いしたよ、私。





.





.





__ていうか、悟…?


え、聞こえてなかった…?
あれ、今の声ってもしかして私の心の声?



『悟……?』





.




.





……んん?



『ぇ、あ、悟…?』

「何回呼ぶんだよ、






しつこい、鬱陶しい







__つか、話し掛けてくんなよ」





___ぇ?




サングラスから覗く凍えるような眼差しと、口から吐き出される棘々しい言葉。



私はぽかり、とだらしなく口を開け、棒立ちになりながらその場に佇んでいた。


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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑   
作品ジャンル:アニメ
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辛味噌らぁめん(プロフ) - プスメラウィッチさん» あ、微妙な五条悟オチで一応完結してます!! ありがとうございます! (2021年4月3日 7時) (レス) id: b998454b66 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年4月3日 1時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
辛味噌らぁめん(プロフ) - ふらっぺさん» わ、ありがとうございます !! 頑張ります ! (2021年3月21日 21時) (レス) id: 8b5fb8a06d (このIDを非表示/違反報告)
ふらっぺ(プロフ) - めっちゃきゅーんってなりました!!更新頑張ってください、応援してます!! (2021年3月21日 19時) (レス) id: bcf3d49fc1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:辛味噌らぁめん | 作成日時:2021年3月4日 20時

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